福島校掲示板

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外部講師を招いて第2回不信者対応訓練

 11月6日(水)に、第2回不審者対応訓練を開催しました。外部講師として福島警察署から2名の方をお迎えし、実際に不審者がきたらどうするのかを想定して訓練を行いました。訓練のあと、小学部の児童はホールにて講話をいただきました。「不審者に会うと、怖くて逃げたり、声を出したりすることが難しくなる。そんな場面でも、できることをやることが大事!特に、すぐに逃げることや大声を出すことが大切。」というお話があり、児童は真剣にうかがっていました。

 自分の命や身体を守るためにも、訓練のほかに、とっさのときに使える防犯ブザーなどを日頃から準備することや、困ったことや「おかしいな」と思うことがあるときには、家族や先生など、近くの大人に相談することも大切です。安心で安全な学校生活を過ごせるよう、日頃から家庭や学校でも、登下校時や外出時などの安全について考えていきたいですね。

学校公開「聴覚支援学校福島校へ行こう」

 10月31日(木)、11月1日(金)に、学校公開「聴覚支援学校福島校へ行こう」を実施しました。地域や関係機関、保護者の方々等、多くの方に幼児児童の学習の様子を参観いただく機会が持てたことをうれしく思います。

 授業参観では、たくさんの方に見ていただくことが子どもたちの大きな励みになり、意欲的に遊びや学習に取り組む様子が見られました。

 今回、学校公開に参観いただいた方から授業の様子や子どもたちの様子等について丁寧なご感想を多数いただきました。一つ一つのご意見を大切にし、今後の教育活動に活かしていきたいと思います。

 ご参加いただいた皆様、お忙しい中、福島校へお越しいただきありがとうございました。

交流及び共同学習【小5・6 図画工作科】

 10月30日(水)に、福島第四小学校の5・6年生との図工の交流及び共同学習がありました。今回は、『感じて考えて』という題材の造形活動でした。素材を組み合わせて、『秋』を表現することが今回のテーマでした。四小児童と一緒に、まつぼっくりや実、枝や画用紙等の素材を分け合い、あれこれ考え、イメージを広げて、制作しました。ホットボンドにもチャレンジした児童もいました。それぞれが個性あふれる作品を仕上げ、「よかった。」「うまくできた。」との感想を述べていました。

 最後に廊下に展示した一人一人の作品をじっくり見ていました。造形活動を共有するだけでなく、たくさんの友達の作品を鑑賞できるのも交流学習の良さだと改めて感じました。

 

水道出前授業

 10月24日(木)に福島市水道局の職員2名に講師として来校していただき、水道出前授業を実施しました。

授業では、考えたり気付いたりできるクイズや様々な実験をたくさん実施していただきたことで、児童が興味を持ちながら、最後まで参加することができました。特に、水道水とダムの水の違いを調べる実験や水をきれいにする実験にとても興味をもち、たくさん質問をしました。

 今回の授業を通して、自分の身の回りの水に目を向け、水や水道へ関心を持ち始めたので、今後さらに、水を大切に生活していってほしいと思います。

 児童の疑問や話に丁寧に耳を傾け、やりとりをしながら授業を進めてくださった職員の皆さんには、貴重な学習の機会をいただきました。ありがとうございました。

 

小学部 合同学習発表会

 

 10月19日土曜日に福島市立福島第四小学校と合同学習発表会を行いました。

 今年の発表のテーマは「聴導犬を知ろう」です。合同学習発表会に向けて、聴導犬の動画を見たり、タブレットで聴導犬について調べたりして、聴導犬のこと少しずつ理解していきました。各自が調べたこと、分かったことを劇やスライドを使って発表する練習を行ってきました。

 合同学習発表会当日、練習とは違う会場の雰囲気に少しドキドキする様子も見られましたが、セリフをゆっくり話す、身振りを大きくする等、練習してきたことを充分に発揮し、堂々と発表することができました。発表後、会場からの温かい拍手やお父さんお母さん達から「上手だったよ!」という言葉をもらい、一人一人の表情に達成感に満ちた素敵な笑顔が見られました。

 合同学習発表会で学んだことを、これからの学校生活に活かしてほしいと思います。

幼稚部 福島保育所との交流運動会

 10月5日 土曜日に近隣の福島保育所との交流運動会を福島校で行いました。

 参加した子どもたちは、本番の雰囲気に少しドキドキする様子も見られましたが、かけっこやダンス、親子競技、バルーン、フラッグ、リレー等、練習してきたことを充分に発揮し、友達や先生と楽しく元気いっぱい活動することができました。お家の方からの温かい拍手や声援を励みに、笑顔で一生懸命取り組む姿は、キラキラ輝いていました!そして、競技を一つ終えると、先生や友達とハイタッチをしていました。「やったぁ。」「上手にできたよ。」と言わんばかりに、自信に満ち溢れた表情があふれていました。

 最後は、ピカピカの金メダルをもらって、「がんばったね!」とお家の方や先生からおほめの言葉をもらい、一人一人が充実した、達成感あふれる運動会になりました。

 これからもみんなで楽しく体を動かして遊びましょう!

令和6年度 学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業ユニバーサル公演事業

 9月26日(木)学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業ユニバーサル公演事業として長崎県雲仙市の瑞宝太鼓のみなさんによる「~生きた音を感じる~瑞宝太鼓学校公演」が行われ、太鼓の演奏を鑑賞しました。大小様々な太鼓、そして黒の素敵な衣装を身に付け、登場した瑞宝太鼓のみなさんを見て、演奏が始まる前から目を輝かせていた子どもたち。一曲目の太鼓の音が会場に響き渡ると、あっという間に演奏に引き込まれました。迫力満点の太鼓の響きを体全体で感じながら演奏を楽しむ姿が見られ、まさに「生きた音を感じる」素晴らしい機会となりました。

 演奏の後には、太鼓演奏の体験コーナーを設けていただき、初めて叩く大きな太鼓や初めて持つ大きなバチにわくわくしながら、夢中になって演奏を楽しんでいました。演奏後、子どもたちからは「体がビリビリして楽しかった。」「音を聴いてびっくりした。」「また聴いてみたい。」などの感想が挙げられ、とても充実した機会となりました。

 瑞宝太鼓のみなさん、素晴らしい演奏を本当にありがとうございました。

えがお交流活動 9月

 9月18日(水)に今年度2回目のえがお交流活動を行いました。今回は聴覚支援学校福島校と福島第四小学校、視覚支援学校の3会場に分かれての交流活動でした。

 聴覚支援学校福島校では、3・4年生が手話の学習をしたり聴覚支援学校に何かあるかを探したり、補聴器の体験等のきこえの学習を行いました。福島第四小学校では、1・6年生が集い、体育館でジェスチャーゲーム等のレクリエーションを行いました。また、視覚支援学校では、2・5年生が、サウンドテーブルクロスやゴールボールの体験を行いました。

 聞こえにくいってどんなこと?見えにくいってどういうこと?をそれぞれの場所で感じて体験することができました。

小学部 秋の遠足

 9月13日(金)に、小学部の1~4年生が秋の遠足を行いました。秋の遠足では、四季の里へ行き、水林を散策したり、工芸館でこけし作りを行ったりしました。

 水林の散策では、自然豊かな水林の中を散策し、普段見られない変わった形のきのこや幹の太い木を発見したり、昆虫探しに熱中したりしました。「先生、見てー!きのこ、おっきいよ」と発見した喜びを嬉しそうに伝えてきたり、時間を忘れ、土の中にいる5mm程の小さい幼虫を夢中になって探したりして、貴重な体験をすることができました。

 散策でたくさん汗をかいた後は、工芸館でこけし作りを行いました。初めてのこけし作りということもあり、ろくろや染料を目の前に「早くやりたい!」と意気込む子ども達。職員さんの説明を聞き、展示されている見本のこけしを見ながら目や口等の顔を書いたり、ろくろを回して着物の模様を描いたりしました。出来上がったこけしは、どれも顔の形や体の模様が違い、一人一人の個性あふれる素敵な作品となりました。

 帰りのバスでは「絵日記でこけし作りを書く。」や「ぼくは幼虫!」「お弁当、おいしかったー!」と遠足の思い出を楽しそうに話す様子が見られ、充実した1日となったようです。四季の里の職員の皆様、お弁当や荷物の準備などをしていただいた保護者の皆様、子ども達の活動にたくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。

令和6年度 小学部 本分校合同宿泊学習

 9月12日から13日にかけて、郡山自然の家にて小学部5・6年が宿泊学習を行いました。

 福島校、本校、平校、会津校の児童が顔を合わせて活動しました。

 「みんなで協力して、新しいことに挑戦し、安全に、楽しく思い出に残る宿泊学習にしよう」という目標のもと、野外炊飯やキャンプファイヤー、アーチェリーなどの活動を通して、思い出に残る宿泊学習になりました。

 野外炊飯では、各班で野菜を切ったり、火をおこしたりして、協力してカレーづくりに挑戦しました。じっくりと手間をかけたカレーを、「おいしい!」と食べることができました。

 この時期にしては、気温が高く、休憩や水分補給を取りながら2日間を過ごしました。目標を達成して、子供たちは一回り大きく成長することができました。

 

8月みみちゃん教室

 8月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「リズム遊び」をテーマに開催しました。今回は、3組の親子が遊びに来ました。

 リズム遊びでは、音楽に合わせて体を動かす「リトミック」や「とんぼのめがねの歌遊び」「いっぽんばしこちょこちょの手遊び」、薄い布を使った「バルーン遊び」を行いました。「リトミック」では、音楽に合わせて、「歩く」「這う(ハイハイ)」「走る(運転手になりきって)」「寝転ぶ」などの動きを楽しみました。「走る」動きが気に入ったAちゃんは、ピアノを弾いている先生の所に行って、「(走る)もう一回、お願い。」とリクエスト!また曲が終わると、Bちゃんも一緒に「もう一回。」とお願いして、ハンドルに見立てたリングを握って、にこにこ笑顔で走り回るを繰り返しました。全身から、楽しい!!が伝わってきました。「寝転ぶ」の曲が終わってもなかなか起きない先生を見つけて起こしてくれたのはCちゃん。やさしく「とんとん」と肩をたたいて教えてくれました。「リトミック」「とんぼのめがね」「いぽんばしこちょこちょ」「バルーン」と楽しんで、そろそろ帰りのお集まりの声を掛けようかと思ったら、どこからともなくハンドルを持って「お願い。」とAちゃん。「運転手になりきって音楽に合わせて走る」が、とても気に入ったようです。Bちゃんもみんなにハンドルを配り、チームワーク抜群!みんなでホール中を駆け回りました。

 「リズム遊び」をテーマに活動しましたが、音楽に合わせてそれぞれがお気に入りの動きや表現を見つけて、友達とかかわりながら体を動かし、楽しい時間を過ごしました。

 9月は、「ねんどあそび」を予定しています。小麦粉粘土を使用する予定です。ぜひ遊びに来てくださいね。

 

第2学期始業式

 8月26日(月)に小学部、9月2日(月)に幼稚部の第2学期始業式を行いました。夏休みを満喫し、夏ならではの体験をたくさんした子ども達は、「お祭りを見に行ったよ。」「水族館に行ったよ!」「おじいちゃん、おばあちゃんに会ったよ!」など、夏休みの思い出を生き生きと話し、久しぶりの友達や先生とのやりとりを心から楽しんでいました。

 2学期は日々の学習活動とともに、遠足や学習発表会などの行事もあります。まだまだ暑い日々が続きますが、一つ一つの活動や学びを大切に、充実したものにできるよう努めていきたいと思います。

ケース検討会

 8月26日(月)に、福島県総合療育センター言語聴覚部門の言語聴覚士、山田奈保子先生とオンラインでつながり、幼稚部および小学部の幼児児童を対象としたオンラインでのケース検討会を実施しました。

 ケース検討会では、聴覚活用や発音・発語指導に関する専門的なご指導をいただきました。具体的には、聴覚活用の意義や、聴覚を活用するための教師側のアプローチ、聴覚障がい教育において大切にすべき点などについて教えていただき、多くの学びを得ることができました。また、参加した教員一人ひとりの質問にも丁寧にお答えいただき、有意義な時間を過ごすことができました。

 山田奈保子先生には、お忙しい中、貴重なご指導を賜り、心より感謝申し上げます。先生から教えていただいた知見を、今後の教育活動に生かし、引き続き子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

 福島校では今後とも地域の専門機関と連携を深めながら、より良い支援を提供できるよう努めていきます。

手話奉仕員養成講座

 7月26日(金)に福島市で、7月27日(土)に伊達市で手話奉仕員養成講座『聴覚障がいの基礎知識』の講義を行いました。聴覚支援学校についての紹介や耳の仕組み、きこえについて、また福島校の授業の様子等をお伝えしながら聴覚障がい教育の基本についてお話してきました。

 今回の講義が受講者の皆さんにとって聴覚障がいについての理解を深めるきっかけの一つになれば幸いです。

絵本の読み聞かせ会

 一学期終業式後に、福島県手話通訳問題研究会のボランティアの皆様による読み聞かせ会が行われました。幼児児童の興味関心のある絵本や物語等、幼稚部、小学部それぞれに合わせた内容の読み聞かせを行ってくださいました。

 指人形や大型絵本、ペープサート等、子どもたちに、より伝わりやすい工夫をし、準備をしてきてくだり、みんなで楽しむことができました。また、『あかずきんちゃん』では、表情や手話表現での語りに子どもたちがぐっと惹き込まれていました。

 手話通訳問題研究会の皆様、お忙しい中、素敵な読み聞かせを行っていただきありがとうございました。

第一学期終業式

 7月19日(金)に、第1学期の終業式を実施しました。分校長先生のお話では、写真を見ながら1学期の学習活動を振り返りました。子どもたちからは、思い出を生き生きと表現する姿が見られ、充実した1学期であったことがよく伝わってきました。

 その後、各学級で担任から1人1人通知表が手渡されました。1学期がんばったことをそれぞれ振り返ると共に、明日から始まる夏休みへの期待に胸をふくらませている様子でした。

 また、保護者の皆様には、奉仕活動として校内の清掃活動をしていただき、校舎がピカピカになりました。日頃から教育活動に対するご理解やご協力をいただき、無事に1学期を終えることができましたことに感謝申し上げます。

 また2学期の始業式に、元気に会えることを楽しみにしています。

 

外部講師を招いての研修会・第3回みみふく学習会

 7月8日(月)9日(火)に、外部講師を招いての研修会及び第3回みみふく学習会を開催しました。講師として、今回6度目の来校となる聴覚障害者教育福祉協会 専務理事、松本末男先生をお迎えしました。

 8日(月)は、1時間目から子供たちの授業参観をしていただきました。参観後は、保護者との個別相談を行い、保護者の悩みや相談に、親身になってお話していただきました。参加した保護者からは、「子どもに合ったアドバイスを聞くことができて良かった。」「松本先生とお話して、色々と考えさせられた。来年もお願いしたい。」「経験豊富な松本先生から、色々な角度からのアドバイスをいただけた。」などの感想が寄せられました。

 9日(火)は、午前に幼稚部の自由遊び、小学部5年生の算数、小学部の体育の授業を見ていただきました。幼稚部の自由遊びの際には、松本先生と子ども達のかかわりを拝見しました。子どもの心が動いた瞬間を見逃さず、子どもに働きかける大切さを改めて認識しました。また、小学部の授業では、子ども達一人一人のよさを大切しながら、子ども達同士のかかわりの中で、よさを伸ばしていくことの必要性を教えていただきました。午後は福島校職員を対象に講話をいただきました。松本先生の経験を交えたお話は、聞く度に教育とは何か、子ども達とかかわる上で大切なことは何かを考えさせられる内容で、大変有意義な時間となりました。

 松本先生、貴重な御指導をいただきありがとうございました。教えていただいたことを胸に、研鑽をつんでいきたいと思います。

幼稚部本分校交流会

 7月5日(金)に、県内の聴覚支援学校に通う幼児が聴覚支援学校本校に集い、交流会を行いました。久しぶりに会う友達や初めて会う友達と元気にあいさつし、活動のスタートです!

  自己紹介や呼名が終わった後は、プールでの活動を行いました。普段とは違う大きなプールに、「大きい!」子ども達からは歓喜の声が上がっていました。友達が泳いでいる様子を見て真似をしてプカプカ泳ぐなど、他校の友達とみんなで水遊びを楽しむことができました。

 プールの後は、お楽しみのお弁当の時間です。他校の友達と一緒にお弁当を食べました。「唐揚げ、私も同じだよ。」「トマト、同じだ。」とお互いに伝えながら食べる様子が見られ、楽しいコミュニケーションの時間となりました。

 次に本分校交流会が行われるのは11月です。次回も一緒に遊んだり、やりとりしたりする日を楽しみに過ごしてい

きたいと思います。

6月みみちゃん教室

 6月のみみちゃん教室(小集団による乳幼児教育相談)には、2組の親子が遊びに来ました。
子どもたちとは4ヶ月ぶりの再会で、ぐんと大きくなった子どもたちの姿が見られました。「れんけつ!」と、くりくりお目々をさらに大きくして教えてくれたAちゃん。Aちゃんの視線の先には、福島駅を出発したやまびことこまちが(福島校の3階からは新幹線がよく見えるんです!)。身ぶりも合わせて何度も教えてくれました。好きなことから言葉がどんどん広がっている様子が見られ、とても嬉しく思いました。ほしいおもちゃを見つけて「ちょうだい」、おやつを食べて「おいしい」等々、しっかりと視線を合わせて自分の気持ちを伝えてくれたBちゃん。教員が絵本の読み聞かせを始めようとすると、その本を持ってお母さんの元へ。お母さんに本を渡して、「ママ読んで」と言わんばかりの表情でちょこんと座りました。お家でお母さんと一緒にいい時間を過ごしているのだろうな、とあったかい気持ちになりました。
 

 遊びを盛り上げ、他の子どもたちとも我が子のように自然にかかわってくださる保護者の皆さんと一緒に楽しみながら、あっという間の2時間でした。

 7月は水遊びの予定です。皆さん遊びに来てくださいね!

出かける支援 福祉体験学習(信夫中学校)

 6月27日(木)に信夫中学校に出かける支援に行きました。1年生の福祉体験学習の一環で、福島校の教員が

『聞えにくさ(聴覚障がい)について学ぼう』の授業を行いました。この授業を希望した約30名の生徒の皆さん

は、最後まで熱心に参加してくれました。この授業の中で「聞こえにくいってどんな感じだろう。」「聞こえない人

はどんな生活を送っているのだろう。」等と聴覚障がいのある人たちについてたくさん想像し、考えました。講義や

聴こえにくさの疑似体験、補聴器体験等を通して、グループの仲間と意見や感想を出し合いました。生徒のまとめた

ワークシートを読んで、これから先の自分ができることを真剣に考え、相手の気持ちになって行動できる人になりた

いと感じた生徒がたくさんいることを知り、大変嬉しく思いました。

 多様な世の中を生きていく生徒の皆さんが、この先出会う人たちと、お互い助け合って、これからの時代を生きて

いってほしいと願っています。

全体自立活動

6月12日(水)に全体自立活動を行いました。

小学部全員で、補聴器や人工内耳の管理について学びました。

「夏場に汗が補聴器等に入らないようにするためにはどうするか」を考えました。カバーを付けたり、こまめに汗を

ふいたりすることを確認し、子どもたちも自分の生活の仕方を振り返りました。また、水泳学習後についての学習で

は、耳まわりの水滴をしっかり取ってから補聴器等を装用することを練習しました。

暑い時期になってきました。今回学習したことを子どもたちが実践できるよう、教員も日頃から子どもたちの様子を

見守り、支援したいと思います。

前期教育実習

 6月11日(火)から2週間、大学生2名が福島校で教育実習を行いました。

将来、教員を目指す大学生2名が、幼稚部、小学部それぞれに1名ずつ入り、実習しました。

 事前授業、教材作り、授業案作成、研究授業の実践を通して、授業作りを学びました。事後研究会での反省や助言を活かし、検証授業を最後までやり切った姿、とても素晴らしかったです。

 また、他学部参観や隣接する視覚支援学校の参観も行いました。配当学級を越え、学校の子どもたちとかかわり、沢山のことを感じ、考え、学んだ充実した時間となったことと思います。

 実習生の皆さん、この実習での経験を大切にして、夢に向かって頑張ってください!!

「進路の話を聞く会」及び「第2回みみふく学習会」

 6月14日(金)に福島県立聴覚支援学校本校の進路指導主事の先生をお招きして、「進路の話を聞く会」及び「第2回みみふく学習会」を開催しました。

 「進路の話を聞く会」は、小学部6年の児童を対象に行いました。「今、自分がイメージしている進路とは何か」を考えるところから授業が始まり、様々な選択肢があることや「自分の可能性を広げるため」に勉強をすること、日常生活で大切にしたいことや様々な挑戦をすることの大切さなどを児童に分かりやすくお話していただきました。児童の質問にも丁寧にお答えいただき、児童は、「進路」に対して漠然と抱いていたイメージが授業を通して、より具体的になり、自分の進路についてのイメージをもつことができたようでした。そして、「今がんばることは『勉強』」との思いを強くしていました。

 「第2回みみふく学習会」では、保護者を対象に「本校の進路指導と、進路決定に向けて」というテーマでお話いただきました。「高等部卒業後の進路について」や「進路決定のために小学部段階で必要なこと」「最近の障がいに対する社会情勢について」等についてのお話を伺ったり、保護者からの質問にも分かりやすくお答えいただいたりしました。参加した保護者から、「『お手伝いは自立や仕事の第一歩』『早いうちからの学習習慣が必要』など、子どものスキルアップにつながるようなアドアイスがぐっときました。」「高等部卒業後の進路についてとても丁寧に説明していただきありがとうございました。高等部に入る前にその先の進路をよく考えたいと思いました。」「『経験・体験しないことは選択できない』という言葉にはっとしました。」「経験できることはなんでも挑戦できる環境を作っていきたいなと思いました。」「子どもの学習を家庭でフォローしていく術を考えないとな、と思いました。」等々、たくさんの感想を寄せていただきました。

 お忙しい中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

出かける支援 福島大学

 6月11日(火)に、福島大学からの依頼を受け『聴覚支援学校で学ぶ子どもたち』の講義を行いました。この講義は特別支援教育に関する講座の1つで、約60名の学生が参加しました。

 講義では、耳のしくみや補聴器、人工内耳に関する内容や、聞こえない人たちの生活を知り考える内容を取り上げました。また、実際に補聴器や補聴援助システムの試聴体験等も行いました。聴覚支援学校福島校の学校紹介も交えながら、聴覚支援学校で学ぶ子どもたちへの支援や、配慮、学習上の工夫等をお伝えしました。

 「将来、福島県の特別支援学校の教員になりたいか」と問い掛けると、たくさんの学生から挙手があり、うれしく思います。講義後、学生から質問もありました。

 関心をもって最後まで参加くださった学生の皆さん、ありがとうございました。

サテライト教育相談「みみらんど in 相双」

 6月4日(火)に今年度1回目となるサテライトでの教育相談、「みみらんどin相双」を開催しました。遠方のためなかなか教育相談に来校できない方々を対象に、相馬支援学校の地域支援センターをお借りして、聴覚支援学校福島校の教員が教育相談を実施しました。

 昨年度から継続して相談にきてくださった親子もおり、数カ月ぶりにお会いしたお子さんの成長ぶりを保護者さんと一緒に共有し喜ぶことができました。

 「みみらんどin相双」を開催するにあたり、今年度も相馬支援学校の先生方に多くのご協力をいただいております。いつもありがとうございます。今後も聴覚支援学校福島校職員の専門性を生かし、地域のニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。

第1回みみらんどセミナー

 5月17日(金)に福島県総合療育センターより言語聴覚士の山田奈保子氏を講師にお招きして、第1回みみランドセミナーを実施しました。

 「はじめの一歩~聞こえにくい子の理解のために~」という演題で、耳の構造ときこえのしくみについて説明していただいたり、難聴のきこえの疑似体験や実際に補聴器の聞こえの体験をしたりしました。補聴器の聞こえの体験をとおして、「実際に補聴器をつけてみると知りたい音以外の音も大きくなって聞こえにくかった。」「聞こえにくいとはどのような状況なのか、また、どのような困り感があるのかを改めて考えるきっかけとなった。」などと聴覚障がいのあるお子さんと関わりのある参加者からの反響がありました。また、療育についてのお話も伺い、意味のある語り掛けが子どもの発話数と相関が高いというデータから、より多く話しかけることの意義について学ぶことができました。

 最後の質疑応答では、「生活言語」と「学習言語」の話がありました。私たち教員も日ごろから「言葉」を意識しながらやりとりを大切にしたいと感じました。

地域支援センターでは今後とも地域のみなさんの「困った」「知りたい」にお答えするべくセミナーや講演会を予定しています。ホームページに掲載していますので、お気軽にご参加ください。

第2回校内研修会

 

福島市手話出前講座の講師2名をお迎えして教職員を対象として手話研修会を行いました。

まず、福島市の手話言語条例について、制定の背景や目的を説明していただきました。手話の普及を目指し、誰もが住みやすい、共生社会を実現するために制定された条例であることを学ぶことができました。また、来年夏開催予定のデフリンピック「東京2025」や国際手話について丁寧に教えていいただき、理解を深めることができました。

最後に教員からの質問に答えてくださいました。手話表現では目の動きが大切であり、目で表現する練習を行うとよいこと、手話の読み取り力向上のポイントは、相手の状況や生活の背景を知ること、相手が何を言おうとしているのか、想像力を働かせることが重要であることを教えていただきました。

今回の研修会を通して、手話についてはもちろんのこと、聴覚障がい者を取り巻く社会情勢や授業の中で疑問に思っていたこと等、聴覚障がい教育についての理解を更に深めることができました。講師のお二方の豊富な知識とご経験を基に、様々なことを伺うことができ、明日からの教育活動に生かせる多くのことを学ぶことができました。

お忙しい中、おいでいただいた講師の皆様、本当にありがとうございました。

幼稚部 春の遠足

 

5月24日(金)に、幼稚部の春の遠足を実施しました。今年は「霊山こどもの村」に行きました。子供たちは遠足に行く前から、「ぐぅ、ぐぅ、ぐぅ、遠足。(3回寝たら遠足)」と寝る回数を数えたり、レジャーシートを敷いてお弁当を食べる遊びをしたりするなど、遠足を心待ちにしていました。当日は天気も良く、お豆さんのペンダント作りや大きな滑り台、スカイサイクルなどの乗り物等、お母さんやお父さんと一緒に活動できて、うれしそうでした。お弁当には子供たちが好きなおかずや果物などがたくさん詰められていて、子供たちがおいしそうに頬張る姿が印象的でした。活動の最後には、それぞれ楽しかった遊びを先生やお母さん、お父さんに伝えてくれました。

秋の遠足もお楽しみに~!!

          

幼稚部入学おめでとう会

5月10日(金)幼稚部で入学おめでとう会を行いました。今年度は、3名の新しい友達を迎えました。

自己紹介では、子ども達が事前にそれぞれ作成した自己紹介カードを使って、好きな食べ物やキャラクターなどを、伸び伸びと自分の言葉で発表することができました。音楽遊びでは、保護者の方もみんなで一緒にバルーンを行いました。バルーンが風船のように大きく膨らむと、子ども達はとても盛り上がり、楽しそうな歓声が上がっていました。

最後に、新入生はぱんだ組、らいおん組の友達から、手作りのメダルのプレゼントをもらい、とても嬉しそうでした。

おめでとう会を通して、みんなで一緒に過ごす楽しさを感じることができましたね!

これからみんなで仲良く、たくさん遊びましょう!

「第1回みみふく学習会」及び「校内研修会」

「デマント・ジャパン株式会社」様より2名の講師をお招きして、「第1回みみふく学習会」及び「校内研修会」を実施しました。

「第1回みみふく学習会」は、「聞こえにくさを体験しよう」というテーマで保護者を対象に行いました。聞こえにくいとはどういうことなのかを、体験を通して学ぶことができました。聞こえにくさについての理解を深めたことで、参加者からは次々と疑問や質問が出されました。講師のお二人には、それらに丁寧にお答えいただき、大変貴重な機会となりました。ありがとうございました。参加した保護者からは、「オージオグラムに照らし合わせながら聞こえづらさについてお話してくださって、今までよく分かっていなかったこと、なんとなく分かったつもりになっていたことがよく分かりました。speechについても専門的にかみ砕いて話してくださって、とても面白かったです。」「 補聴器メーカーの方のお話を伺える、貴重な機会で、補聴器に関する理解を深められた学習会でした。音の聞こえ方について説明もしていただき、改めて我が子との会話や関わり方を考えることができました。」「技術的な面でのことをたくさん知ることができて、とてもよかったです。今後の補聴器の技術はどうなっていくのかも、また訊いてみたいです。」等の感想が寄せられました。

「校内研修会」は、福島校の教職員を対象に行いました。聴覚障がいについての基本的な内容から難聴VR体験、「脳」から聞こえを考えるブレインヒアリングの考え方、聴力測定の仕方等々、盛りだくさんの内容で、日頃の支援や指導を振り返り、聴覚障がいについての理解を深めることができました。加えて、講師のお二方の豊富な知識とご経験を基に、テキストにはない様々なことを伺うことができ、明日からの教育活動にいかせる多くのことを学ぶことができました。

お忙しい中、おいでいただいた講師の方々、保護者の皆様、ありがとうございました。

入学・進級おめでとう!

 4月8日(月)、令和6年度 着任式・第1学期始業式・入学式を行いました。幼稚部4名、小学部2名の新入生を迎え、幼稚部9名、小学部10名、計19名で新学期がスタートしました。

 入学式では、分校長からの出席ブックと教科書授与や在校生代表の児童から歓迎の言葉があり、新入生も在校生も新しい学校生活に期待をふくらませている様子でした。

 新しい友だちや先生を迎え、ますます活気あふれる福島校です。自分の気持ちをたくさん表現して、新しいことにたくさんチャレンジして、心も身体も元気に大きく成長していきましょう。

 

2月のみみちゃん教室

 2月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」には、4組の親子が遊びに来ました。今回は、幼稚部の先生も遊びに来てくれ、今年度最後となる「みみちゃん教室」をみんなで楽しみました。

 回を追うごとに友達同士でかかわって遊ぶ姿が増え、微笑ましいやりとりが見られています。「○○ちゃんいるかな?」「今日も□□で遊ぼう!」などとみみちゃん教室を楽しみに来てくれる姿をうれしく思います。

 A君は、前回のみみちゃん教室の鬼退治が面白かったようで、入室するなり「鬼は?」と。お家でも鬼ブームがしばらく続いたとのことでした。幼稚部に遠征していたくす玉鬼を呼び寄せ、みんなで鬼退治遊びで盛り上がりました。急遽、新聞紙で作った金棒片手に果敢に挑む子や遠距離攻撃をしかける子など思い思いに鬼退治を楽しみました。そんな中、幼稚部の先生がくす玉鬼に捕まってしまって・・・「大変!助けなきゃ!」と一致団結!!近寄るのは怖いけど、大好きな先生のためなら!みんなと一緒なら!と子どもたちの勇気がきらりと光りました。みんなで力を合わせてくす玉鬼を退治し、無事救出成功!・・・と思ったら、また先生が捕まって・・・と繰り返し鬼退治を楽しみました。

 次年度の「みみちゃん教室」の開催予定については、4月にホームページに掲載しますので、みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。

幼稚部 卒業おめでとう会

3月8日(金)に幼稚部卒業おめでとう会を行いました。在校生は、今年度卒業する幼児に

「卒業おめでとう」の気持ちを込めて、飾り作りやプレゼント作りを行いました。卒業生

はおめでとう会を盛り上げるために、大好きなダンス練習に取り組んだり、在校生へのプ

レゼント作りを行ったりしました。

 おめでとう会当日は、卒業生の元気な入場から始まり、お母さんからの一言や卒業生か

らのダンス発表、プレゼント交換、思い出動画の視聴を行いました。卒業生が用意したダ

ンスはAdoの『唱』。「ラーララララ」の曲に合わせて、ノリノリで踊る卒業生の踊りに

大盛り上がり!「私もおどりたーい。」と体をうずうずさせる在校生達。その後は、おめ

でとう会に参加した皆でダンスを踊りました。

 ダンス発表の後は皆で乾杯し、卒業生との思い出動画を視聴しました。遠足や運動会、

豆まき会等のたくさんの思い出がよみがえり、卒業生と過ごした日々を思い出すことが

できました。

 そして、係の子どもの「これでおめでとう会を終わります。」の後、「まだまだ踊り

たいない!」という子どもからのダンスアンコールがあり、なんとおめでとう会が終わ

った後も、皆で楽しく踊りました。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう!たのしいおめでとう会になったね!

  

サテライト教育相談「みみらんどIn相双」

 2月19日(月)に今年度2回目となるサテライトでの教育相談、「みみらんどin相双」を

開催しました。遠方のためなかなか教育相談に来校できない方々を対象に、相馬支援学校

の地域支援センターをお借りして、聴覚支援学校福島校の教員が教育相談を実施しました。

参加された方々からは好評をいただき、今後も継続してほしいとの要望もいただきました。

お話を伺い、子どもたちの成長をともに喜ぶことができたり、地域の先生方のご尽力を感

じたりして、私どもも活力をいただき、貴重な時間を過ごすことができました。

 「みみらんどin相双」を開催するにあたり、相馬支援学校の先生方に多くのご協力をいた

だきました。本当にありがとうございました。今後も聴覚支援学校福島校職員の専門性を生

かし、地域のニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。

1月のみみちゃん教室

 1月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「お手玉(紅白玉)あそび」を

テーマに開催しました。今回は、3組の親子が遊びに来ました。前回は、サンタさんが遊びに来てくれま

したが、今回は、ジャンボ鬼とくす玉鬼が登場!豆に見立てた紅白玉をぶつけ、ちょっと早い豆まき気分

を味わいました。

 まず、紅白玉を入れるべく、折り紙をビリビリ割いたり、クレヨンで模様を描いたりして、オリジナルの

玉入れ(バック)を作りました。

 そして、いざ、鬼退治へ!紅白玉を1つぶつけただけでは倒れないジャンボ鬼めがけ、みんなでせーので

紅白玉をぶつけました。このジャンボ鬼、倒したと思ったら、3、2、1のかけ声とともに復活するんです!

手強いジャンボ鬼を前に、ひらめいたA君。お玉に紅白玉をのせ、振りかぶりました。それならばボクはお

椀だとB君、私は直接!と向かいましたが、近づいたらちょっとこわかったと引きかえしたCちゃん。また

近づくその手にはギターが握られていました。それぞれの工夫が光り、鬼退治成功!最後にはもう復活する

なよ!と子どもたちの願いがこめられたのでしょう、たくさんの豆(紅白玉)がのせられ、封印されたジャ

ンボ鬼でした。

 くす玉鬼も手強かった。なかなか割れないくす玉鬼に、大人たちも本気モードに。コントロール抜群!A君

パパ、スナップを効かせたスピードボールのB君ママ、連続攻撃のCちゃんママ、とにかく必死な私たち教員、

でも、なかなか割れないくす玉鬼。最後は、子どもたちの直接攻撃でパカっと割れ、中から風船鬼がふわっー

っと落ちてくると歓声が上がりました。子どもたちが「やりたい」「楽しい」と思うことを大人たちも一緒に

楽しむことの大切さを改めて感じた時間でした。

 2月は、「集団あそび」を予定しています。今年度最後のみみちゃん教室になります。みなさん、ぜひ遊び

に来てくださいね。

  

   

  

 

小学部 お楽しみ会

3月6日(水)

 例年は、卒業生を送る会を行っていますが、今年度は、卒業生が不在のため、お楽しみ会を

行いました。

 小学部4・5年生4名が中心となって、ゲーム内容、出し物の取りまとめ、プログラム作成

を進め、進行係、開閉式の挨拶、ゲームの説明を行いました。

 ゲームは、ジェスチャーゲーム、新聞紙じゃんけんを行い、特技の発表は、手品やけん玉の

披露がありました。手品では、目の前で起こる不思議な現象に釘付けで、会の終了後、種明か

しを探していました。

 最後に、この楽しい企画を進めてくれた4・5年生に感謝の気持ちを拍手で伝えました。

  

 

第3階授業参観

 2月14日(水)、第3回授業参観を行いました。子どもたちが一生懸命に学習に取り組む姿を見ていただくことができました。今年度最後の授業参観ということで、これまでの学習の積み重ねや、態度面での成長も見られたと思います。

 また、奉仕活動、きずなの会、みみふく学習会も行いました。保護者の皆様、お忙しい中御参加いただき、ありがとうございました。

今後も子どもたちが主体的に学んだり自ら考えて行動したりする力の育成に努めてまいります。

幼稚部豆まき会

 2月2日(金)に、幼稚部で豆まき会を行いました。1週間前から「鬼が来る」と、ドキ

ドキしながら子供たちはこの日を待っていました。鬼は窓の外に姿を現し、子供たちは先

生の後ろに隠れたり、勢いよく豆をまいたりと思い思いに鬼と向かい合いました。

「鬼はもう帰ったかな・・・。」と油断したその時!鬼は幼稚部棟の中に入ることに成功

し、教室の中までやってきました。とらえられそうになる先生や友達を助けるために、み

んなで豆をまき、なんとか鬼を退治することができました。これで今年も1年間元気に過

ごすことができそうです。

  

  

小学部 お話し会

 1月25日(木)と26日(金)の二日間、小学部のお話会を行いました。

 冬休みの出来事や学習したこと、興味のある事柄についてなど、一人一人がみんなに伝えたい

ことを考えて発表しました。

 当日を迎えるまでに、『考える』『覚える』『話す』『聞く』の4つについて具体的な目標を

立て、準備や練習を一生懸命頑張りました。

 当日は、みんなの応援を前に少し緊張する様子も見られましたが、最後まで堂々と発表するこ

とができました。絵や写真を提示したり、プレゼンテーション資料作成ソフトを用いたりして、

皆に分かってもらうために、それぞれが自分らしい工夫を凝らした発表となりました。また、友

達の発表が終わると、積極的に質問や感想を伝える等、「目と耳と心で聴く」を実践する姿が見

られました。

 これからも、児童一人一人が家族や友達、先生方とのやりとりを通して、伝わる楽しさや分か

る喜びを感じることができるよう取り組んでまいります。

  

   

 

保護者劇『大きなかぶ』

 1月31日(水)、保護者による手話劇『おおきなかぶ』が行われました。当日は、満員御礼!!

福島校の児童生徒や幼職員だけでなく、視覚支援学校の生徒と先生、寄宿舎の先生等、たくさんのみ

なさんが鑑賞に来てくださいました。

 劇中、保護者の皆さんのせりふ、手話や表情、動きに惹き込まれ、子どもたちから自然に拍手が沸

き、「うんとこしょ、どっこいしょ。」の掛け声にも力が入りました。最後には、幼稚部の子どもた

ちも協力して、なんと“かぶ”ではなく、おおきな“だいこん!!”が抜け、びっくり!

 鑑賞後には、本物の“かぶ”や“だいこん”がプレゼントされました。きっと、食卓で大根やカブ料理を

食べながら、「おおきなかぶ」の劇の話題に花が咲くことと思います。

 鑑賞後、さっそく、小学部の児童は実際の劇で使用した大道具のだいこんを引っ張って、楽しそう

に再現していました。また、幼稚部の廊下では、先生と子どもたちみんなで「おおきなかぶごっこ」

が繰り広げられていました。

 子どもたちの心に残る手話劇を企画、準備くださった保護者の皆様、本当にありがとうございまし

た。

  

  

幼稚部 冬のお話会

 1月18日(木)、19日(金)、幼稚部「冬のお話会」を行いました。今回は3歳児も

発表に初挑戦です。

 お父さんお母さんや先生と一緒に伝えたい話題を選び、準備や練習を積み重ねて本番に

臨みました。みんなの前で発表することにドキドキ、緊張する様子が見られましたが、自

分自身が経験して楽しかったことや心に残ったことを、生き生きと表現し、みんなに見て

もらいたい、聞いてもらいたい気持ちがあふれる発表となりました。発表の中では、事前

に先生と相談しながら粘土や段ボール等を使用し、ケーキやスパゲッティを作ったり、ス

キーや初詣、クリスマス等の場面を再現したりして、見ている側も発表する側にとっても

楽しく、分かりやすい発表となりました。

 また、友達の発表にも興味を持ち、何だろうと注目して聞いたり、発表の中で紹介され

た人形や車等を、身を乗り出して見たり触ったりする姿が見られました。このような姿か

らも、子ども達の成長を感じることができました。発表後、教頭先生からメダルをもらう

子ども達の表情は、誇らしげで発表をやり遂げた満足感であふれていました。

 今後も相手に自分の思いを伝える楽しさや喜びを感じたり、相手の話に関心を持って聞

いたりする経験を大切にしながら活動に取り組んでいきたいと思います。

  

  

 

12月みみちゃん教室

 12月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「光あそび」をテーマ

に開催しました。今回は、5組の親子が遊びに来ました。なんと今回は、サンタさんもプレゼントを

持って遊びに来てくれました!

 サンタさんからもらったプレゼントは、ぴかぴか光るライトでした。スイッチONすると…ミラー

ボールのような光があふれだし歓声が響きました。ひとしきり遊んだ後にアルミホイルのおおいを

外すと、中からサンタの帽子をかぶった大好きなキャラクターの絵が!それを壁やボード、天井に

映し出して楽しみました。手作りのライトなので、他の絵にもかえられます。早速、お母さんに大

好きな車の絵をかいてもらって、壁やボードに映してにっこにこのお友達もいました。光遊びの後

は、お絵描き遊びやバルーン遊びを楽しみました。お友達同士のかかわりが増え、かわいらしいや

りとりに癒されるひとときでした。

 1月は、「お手玉あそび」を予定しています。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。

  

  

  

第3学期始業式

 令和6年1月9日(火)、幼稚部、小学部とも第3学期始業式を行いました。

 分校長先生の話で、これから行われる行事の話に、目を輝かせ、ワクワクしながら聞いて

いました。また、聞く態度も素晴らしく、一人一人の成長を感じました。さらに、メジャー

リーグのドジャースに所属する大谷翔平選手からのグローブが披露され、歓声が上がりました。

 新年を迎え、新たな気持ちで、子どもたちから元気いっぱいの雰囲気が感じられ、良いスタートが切れました。

令和5年度 ケース検討会

 12月22日(金)にオンライン形式でケース検討会を行いました。日頃、幼児児童が

お世話になっている福島県総合療育センター言語聴覚部門 言語聴覚士の先生方にご参

加いただき、幼稚部・小学部の各1名を対象に情報交換を行いました。

 ケース検討会では、「きく」ことと「ききこむ」ことの違いや、1つの物事に対して様

々な言い方で伝えるなどの言葉に触れる機会の大切さについて分かりやすく教えていただ

きました。また、『体験が伴うことで、言葉はより身に付く』という学校の強みについて

もお話いただき、改めて体験を伴った活動の重要性や、子どもたちが主体的に取り組む活

動の大切さを感じました。子ども達が日々見聞きしたこと感じたことを、丁寧に言葉にし

てやりとりしていきたいと思います。

 ご多忙の中、貴重なご指導・お話をいただき、本当にありがとうございました。また、今

後とも連携を深めながら、子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

 

校内授業事後研究会

 12月25日(月)、26日(火)に校内授業事後研究会を行いました。小学部の外国語活動、

算数科の授業について、授業者の話や、授業のVTR、児童と教師のやりとりを文字に起こ

した資料などをもとに、参加者みんなで協議を行いました。

 その協議では、授業中のやりとりを充実させるために、活動内容の提示方法の工夫につい

てのアドバイスや、一つの教材を子どもに合わせて変えることができるテクニックについ

て学びました。また、基礎学力の定着を図るために、朝学習や家庭学習などで繰り返し問

題を解くことの大切さ等、様々な意見が出されました。

 今回学び合ったことを、3学期からの授業づくりに生かしていきたいと思います。

 

第2回全体自立活動

 12月13日(水)に小学部全体自立活動を行い、「冬の補聴器・人工内耳の管理につい

て」学びました。

 補聴器や人工内耳の着け方や外し方、お手入れの仕方などについて確認しました。また、

実物投影機を使って、実際に状態を確認しながら、寒い季節には、補聴器も人工内耳も結

露することや、結露から補聴器や人工内耳を守るためにはどうすればよいかなどについて

学びました。真剣に本体やイヤモールドの汚れを落とす姿が見られたので、ぜひ、ご家庭

でも今回学習したことを話題に取り組んでみてください!!

  

 

11月のみみちゃん教室

 11月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「色あそび」をテーマに開催しまし

た。今回は、2組の親子が遊びに来ました。「色」を感じて楽しめるコーナーを準備しました。

 色水コーナーでは、お花紙をびりびりと割いて、水の入ったペットボトルに、ぎゅっぎゅっとつめました。それ

をシャカシャカ振ると…ふわあっと紙の繊維がほどけて色水に!お花紙がとけていく様子をじっと見つめながら、

「もっと入れてみよう」「(緑を入れた後に)青もいれてみよう」などなど…真剣なまなざしが光りました。「パ

パは青!」などと自分なりのイメージを形にして家族へのお土産を作る子もいて、家族大好き!優しい気持ちにほ

っこりしました。

 お絵描きコーナーでは、障子紙を何枚もつなげた特大のキャンパスに好きな色のくれよんでお絵描きをしました。

「アンパンマン描いて。」「車描いて。」とのオーダーが、どんどん高度に…本や実物片手に汗をかきながら応え

る教員の横で、素晴らしい画力を発揮するお母さん方に感心させられました。

 他にもカラーセロファンのコーナーやお花紙のコーナーなどで色あそびを楽しみました。

 12月は、「光あそび」を予定しています。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。 

  

  

  

ダイハツまつかわ様からのプレゼント贈呈

 12月13日(水)に、ダイハツまつかわの菅野社長様からクリスマスプレゼントが届き

ました。社長様自らご来校いただき、一人一人に手渡してくださいました。受け取った子ど

もたちからは、満面の笑みがあふれていました。

 早速いただいた車の玩具を走らせて歓声を上げていた幼稚部の子どもたち。

 また、最初は緊張しながらも、その場で社長様に「ありがとう」を伝えることができた

小学部の子どもたち。

 このような素敵なプレゼントを毎年子どもたちに届けてくださるダイハツまつかわ様に

感謝の気持ちでいっぱいです。

みんなで心がはずむ時間を共有できることを大変うれしく思います。ありがとうございました。

 

小学部保健体育

 12月5日の体育の授業では、3年生以上は保健体育の授業を実施しました。

今回は、養護教諭の先生と一緒に勉強しました。

自分たちの1年生の時の写真と現在を比較し、成長していることを実感した子どもたち。

思春期とは?男女の体の変化とは?を考えました。思春期の話題の中で「最近、イライ

ラすることがある。」と児童が発言すると、「そうそう、同じ。」と他の児童も言い、

思春期は体だけでなく心も変化する時期だと自分を振り返りながら気付くことができました。

 

第3回みみらんどセミナー

 12月1日(金)に第3回みみらんどセミナーを行いました。福島県聴覚障害者情報支援

センター所長の山田尚人様に「きこえない・きこえにくい自分を知り、人とともに生きる」

というテーマでご講話いただきました。

 セミナーには本校の職員の他に、地域の保健師、保育士、教育関係者等にもご参加いただ

きました。参加者からは「当事者の方のお話をお聞きする大変貴重なセミナーとなった。」

「当事者抜きで決めないことや対等な関係を築くなど、支援者として忘れてはいけないこと

を改めて感じた。」「私たちができるサポートや合理的配慮について考えていきたいと感じ

た。」などの感想が多く聞かれました。

 ご多忙の中、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。