福島校について
 福島県立聴覚支援学校福島校には幼稚部と小学部があり、聴覚に障がいのある幼児・児童が学んでいます。
 補聴器や人工内耳を装用し聴覚情報を活用したり、写真や絵、文字、指文字・手話等視覚的な情報を活用したり、様々なコミュニケーション手段を用いながらことばの力を育てる学習をしています。学習は少人数の利点を生かし、幼稚園や小学校と同じ内容を個別に丁寧に行っています。
 さらに、社会性を育てるため、地域の方々や近隣の保育所、小学校との交流及び共同学習を大切にしています。
教育目標

 1 言語力を高め、伝え合うことができる人
 2 自ら学び続ける人
 3 できることに気付き、進んで取り組む人
 4 心豊かで健やかな人

校長メッセージ

「学力・言語力、そして生きる力」の育成をめざして

 

 今年度4月に福島県立聴覚支援学校に着任いたしました校長の西村則昌です。

 本校は、明治41年の開校以来、創立115年目を迎える、伝統のある学校です。

 県内における「聴覚障がい教育の高い専門性をもつ特別支援学校」として聴覚障がいのある

子どもの教育に当たっております。本校(郡山市)には、幼稚部から高等部まで設置されてお

り、福島校(福島市)、会津校(会津若松市)、平校(いわき市)の3つの分校には、幼稚部

小学部が設置されております。

 また、「聴覚障がい教育に関するセンター的機能を果たす特別支援学校」として0歳からの

乳幼児教育相談や児童生徒教育相談、小・中・高等学校などへの支援を関係機関と連携しなが

ら行っております。

 本校の学校教育目標につきましては、学習指導要領を踏まえ、4点を掲げております。

1       言語力を高め、伝え合うことができる人

2      自ら学び続ける人

3      できることに気付き、進んで取り組む人

4      心豊かで健やかな人

 学校経営・運営ビジョンにつきましては、今年度の目標を「学力・言語力、そして生きる力

を育む」こととし、学習指導面では、「主体的に思考する力の育成」、生活指導面では、「自

ら考えて行動する力の育成」として、指導の充実に努めてまいります。

  今後とも、聴覚支援教育における県内唯一の教育機関であることを自覚し、子どもたちが

安全、安心に学ぶことができる学校づくりに努めますとともに、本校と3分校が連携・協力の

もと、新しい時代を生きる幼児児童生徒の自立と社会参加に向けた教育の充実・推進に、教職

員一同取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

令和6年4月

                      福島県立聴覚支援学校 校長 西村 則昌