福島校について

 福島県立聴覚支援学校福島校には幼稚部と小学部があり、聴覚に障がいのある幼児・児童が学んでいます。
 補聴器や人工内耳を装用し聴覚情報を活用したり、写真や絵、文字、指文字・手話等視覚的な情報を活用したり、様々なコミュニケーション手段を用いながらことばの力を育てる学習をしています。学習は少人数の利点を生かし、幼稚園や小学校と同じ内容を個別に丁寧に行っています。
 さらに、社会性を育てるため、地域の方々や近隣の保育所、小学校との交流及び共同学習を大切にしています。

教育目標

 1 言語力を高め、伝え合うことができる人
 2 自ら学び続ける人
 3 できることに気付き、進んで取り組む人
 4 心豊かで健やかな人

校長メッセージ

五十嵐校長2

本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

本校は、県内における「聴覚障がい教育の高い専門性をもつ特別支援学校」として聴覚障がいのある子どもの教育に当たっており、明治41年の開校以来、創立117年目を迎える伝統のある学校です。 

 本校(郡山市)には、幼稚部から高等部まであり、寄宿舎も設置されています。また、福島校(福島市)、会津校(会津若松市)、平校(いわき市)の3つの分校には、幼稚部と小学部が設置されています。

 本校の学校教育目標は、1 言語力を高め、伝え合うことができる人  2 自ら学び続ける人  3 できることに気付き、進んで取り組む人  4 心豊かで健やかな人 の4点を掲げており、子どもたちの自立と社会参加を目指し、主体的に思考する力や自ら考え行動できる力の育成に努めています。

 また、聴覚障がい教育に関するセンター的機能の一つとして、地域支援センター「みみらんど」を設置し、関係機関と連携を図り、0歳からの教育相談を行いますとともに、保育園や幼稚園、小・中・高等学校等への相談支援や研修支援に取り組んでいます。取り組みを通し、地域の聴覚障がい教育や特別支援教育の充実に貢献していきたいと考えます。

 これからも子どもたちを取り巻く社会の状況はますます変化していくと思いますが、永く受け継がれた本校の伝統と、聴覚障がい教育における県内唯一の教育機関であることを自覚し、子どもたちが安全、安心に学ぶことができる学校づくりに取り組んでまいります。また、幼児児童生徒の持つ能力や可能性を伸ばしていくために、本校と3つの分校が連携・協力を図り、教職員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも、保護者の皆様をはじめ、同窓会、地域の皆様、関係機関の皆様のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

 

令和7年4月

福島県立聴覚支援学校 校長 五十嵐 登美