福島校掲示板

2018年6月の記事一覧

聴覚支援学校中学部の見学に行ってきました。

 6月15日(金)、小学部の6年生5名は、郡山にある聴覚支援学校の中学部を見学してきました。次年度は中学生ということもあり、自分たちの少し先の将来が気になりだした子ども達。卒業生の頑張っている中学部の様子を見学する計画を立てました。

 実際に中学生が使っている教科書を見せていただくと、食い入るようにページをめくる子ども達。国語や理科、数学、英語の授業を見学している間も真剣な表情でした。卒業生の学習に励む様子を見て、1年後の自分の姿を想像できたのでなないでしょうか。

 その後、寄宿舎の見学もしました。掃除や洗濯など、身の回りのことは自分で行う、規則正しい生活の様子が垣間見られ、子ども達も担当の先生に質問するなど興味津々でした。

 見学を終えた後は、ザ・モール郡山のフードコートでの昼食は、自分の好きな食べ物を予算の範囲内で、自分で購入しました。店員さんにどうしたら伝わるか、逆に聞かれたらどうするか、それぞれに考えながらのチャレンジでした。メモを用意したり、友達と協力したり、工夫を凝らして購入する事が出来ました。

 今回の見学を通して、少し先の自分を想像できた子ども達。新たな目標をもって、学習に励んでいきたいと思います。

 

 

みみふく学習会を実施しました

 

 6月14日(木)地域支援センター「みみらんど ふくしま」では、保護者の方を対象に学習会を行いました。テーマは「聞こえにくい子どもたちと楽しく子育て」。

 難聴のきこえ方のCDを聞いたり、難聴の疑似体験をしたりすると、保護者の方からは、「自分だけ聞こえないとさみしい」「何を言っているのかわからず不安」「周りの騒音で聞こえにくくなる」等の感想が聞かれました。また、オージオグラムやスピーチバナナの見方を学習し、子どもに届く音の確認をしました。そのうえで、子どもがわかる暮らしの工夫について考えてみました。いろいろな方法はありますが、子どもの「わかる!」に合わせた工夫が大切であることを確認し合いました。

 お母さん方からも「前回教えてもらったことをやってみた。自分の子はできないと思っていたらできたよ。」と嬉しい報告もありました。

小学部「歯磨き教室」

 6月5日(火)小学部児童を対象に、歯みがき教室を行いました。

 養護教諭から、虫歯の原因となる歯垢は、ばい菌の塊であることを教えて頂きました。虫歯になりやすい場所や、きれいにみがける歯ブラシの当て方について、歯の模型を使って磨き方を学習しました。その後、歯垢染色剤を使って、みがき残しをチェックしました。給食の後に歯みがきをしてきたはずなのですが、みがき残しが見られます。もう一度、歯ブラシの当て方や動かし方を確認しながら、一人一人しっかりと歯をみがきました。学んだことを、明日からの歯みがきに生かしていきたいです。

 

 

小学部4年生 校外学習

 5月30日、こむこむ館と摺上川ダムに校外学習に行きました。

 こむこむ館では、プラネタリウムを鑑賞しました。月の出入りや満ち欠けについて、星の動きやこの時期見ることができる星座について、実際に5月下旬の福島市の夜空を見ながら、理科で学習した内容を確認することができました。きれいな満天の星空の下での学習は心安らぐ時間にもなりました。

 摺上川ダムでは、映像を見ながら詳しく説明していただき、ダムの役割や構造、造られた理由について知ることができました。その後、監査廊を案内していただき、ダムの底を目指して165段の階段を元気に昇り降りしました。ダムの水質を調査している水槽では、実際にダムの水にも触れることができました。社会で学んでいることを、実際に見て触れて体感することができ、貴重な機会となりました。

 こむこむ館、摺上川ダムの職員の皆様、大変お世話になりありがとうございました。

 

 

小学部 書写学習会を行いました。

 5月28日(月)に、書写ボランティアの鈴木幸子先生をお招きして、書写指導力向上のための書写学習会を行いました。児童が書いたたなばた展の作品を見ていただき、実際に毛筆、硬筆の各学年の課題を書きながら、書写指導を進める際のポイントをお聞きすることができました。丁寧に細かい点までご指導いただき、大変勉強になりました。たなばた展に向けて、また今後の書写指導に生かしていきたいと思います。

 

 

小学部 全体自立活動(聴能)

 6月1日(金)の自立活動では、「きこえ」についての学習を行いました。

 前半は、耳の仕組みや音の伝わり方を学習しました。毎年、学習を積み上げてきた子供たちは、積極的に手を挙げ、耳の内部の名称や中耳炎等の病名も答えることができました。

 後半は、騒音計を使って声の大きさを測りました。普段から、場に応じた声の大きさを確認できるよう「声の大きさカード」を使って確認していますが、騒音計に数値が表示されると、一人一人が声の大きさをより意識することができました。

 今回は、大きな声の大きさを確認したので、学習発表会やお話会でこの経験をいかせるようにしていきたいと思います。