第2回避難訓練
7月15日(水)に、小学部児童が大雨を想定した避難訓練を視覚支援学校と合同で実施しました。福島地方気象台の職員の方をお迎えして、局地的豪雨や台風による水害についてお話いただきました。その後に、低・高学年でグループに分かれて、「朝のニュースで今夜大雨が降りそうだ」という想定で話し合いを行いました。子どもたちからは、「2階に逃げる」「川に近づかない」「親と一緒に逃げる」「逃げるための準備」や「避難場所の確認」などの様々な意見が出されました。
災害は「まさか」ではなく、「いつか」おこるものであるとことを忘れずに、自分の命を守る学習ができた貴重な機会となりました。


6月24日(火)に、福島校小学部の卒業生の西戸湖乃華さんが来校されました。
2時間の体育では、小学部児童全員が、西戸さんと一緒に活動しました。西戸さんにドリブルのお手本を見せていただくと、「すごいなあ。」と憧れのまなざしを向けていました。先輩の手本を見た後は、より一層頑張ってドリブルの練習に取り組んでいました。


3校時の「先輩の話を聞く会」には、小学部6年生3名が参加しました。西戸さんは会社でどんな仕事をしているか、社会人は「ほう・れん・そう」(報告・連絡・相談)が大事であること、小学生の時から「デフリンピックに出たい。」という夢があり、その夢に向かって挑戦していることを等の話を聞きました。小学部を卒業する前に、6年生は自分の夢や将来について考える有意義な時間となりました。


幼稚部本分校交流会
7月4日(金)に、県内の聴覚支援学校に通う幼児が郡山にある聴覚支援学校本校に集い、本分校交流会を行いました。久しぶりに会う友達や初めて会う友達と元気にあいさつし、交流会がスタートしました。みんなが楽しみにしていたプールの活動では、普段とは違う大きなプールに大喜びの子どもたち。水の生き物ごっこや水鉄砲遊びなどを通して、他校の友達や先生と一緒に思いっきり水遊びを楽しむことができました。プールの後は、他校の友達と一緒にお弁当を食べました。「おにぎり、私もあるよ。」「からあげ、同じだね。」とお互いに伝えながら食べる様子が見られ、楽しいやりとりの時間となりました。お弁当の後の自由遊びの時間では、「三匹のこぶた」や「おおかみと七ひきのこやぎ」ごっこを行いました。大人数で行うごっこ遊びは、ダイナミックで、それぞれが感じたことを生き生きと表現しながら楽しく遊ぶことができました。
次に本分校交流会が行われるのは11月です。次回も一緒に遊んだり、やりとりしたりする日を楽しみに過ごしていきたいと思います。




6月のみみちゃん教室
6月30日(月)に「みみちゃん教室(乳幼児を対象にした集団での教育相談)」を開催しました。「新聞紙遊び」をテーマに行い、3組の親子が遊びにきました。
絵本「びりびり」を見た後に、新聞紙列車につかまって、新聞紙のお部屋へ出発!新聞紙の部屋には、「新聞紙パンチボール」「すべり台」「大きな新聞紙のかべ」「作ろう!(へび、新聞紙ひらひら、帽子)」のコーナーを準備しました。部屋に入り、新聞紙のへびを見つけると、へびを連れて部屋の中をお散歩するAくん。窓の手すりにへびをからませてみたり、お部屋の中をぐるぐる回ったり、へびと沢山動いた後は、大きな新聞紙のかべ破り。指でつまんで破ったり、腕を大きく動かし豪快に破いたりして楽しみました。パンチボールを打っては、戻ってくるボールをよけてまた打ってと何度も挑戦するBちゃん。そんなBちゃんのそばには、大きな新聞紙に隠れた先生がやってきました。それを見つけ、新聞紙ひらひら(新聞紙の棒に細長い新聞紙を付けたもの)を使って「えーい。」と戦いごっこ。先生とやりとりしながら楽しむことができました。すべり台をすべった先の新聞紙の池に驚くCくん。新聞紙帽子に興味を持ち、かぶらせてもらった後は、ママと一緒にシールで飾り付け。シールの上から優しく指でトントントン。できた!と思ったら、新聞紙帽子に貼ったシールをとって自分の腕に。いつの間にかCくんの腕がキラキラシールで飾られていました。
新聞紙を「クシャクシャ」と丸めたり「びりびり」と破いたりして形を変化させたり、へびや帽子を作ってイメージをふくらませたりして思い思いに新聞紙遊びを楽しみました。
つぎのみみちゃん教室は、「水遊び」をテーマに考えています。ぜひ、遊びに来てください。







第2回みみふく学習会
6月10日(火)に「第2回みみふく学習会」として、福島県立聴覚支援学校本校寄宿舎見学を行いました。7組14名の参加がありました。担当の先生や指導員の方々からお話を伺いながら、実際に寄宿舎を見学させていただきました。とても明るくきれいで、機能的な寄宿舎に、参加者からは、いたるところで感嘆の声がもれました。参加者からの質問にも丁寧にお答えいただき、寄宿舎について、より詳しく、正しく知る機会となりました。参加者からは、「実際に子供と一緒に、本校&寄宿舎を見ることが出来て良かったです。中学部入学に向けてイメージを持てたと思います。」「寄宿舎での生活や様子が詳しく知れてとてもありがたかったです。」「説明を本人も熱心に聞いていました。自分で洗たく、そうじをする、片づけ、勉強時間など日課を知ることができて、家で中学校に向けてとどんな準備(生活面)をしたらよいか考えるきっかけになりました。」などの感想が寄せられました。
お忙しい中、ご対応いただいた先生方、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。


6月13日(金)に今年度1回目となるサテライトでの教育相談、「みみらんどin相双」を開催しました。相馬支援学校の地域支援センターをお借りして、遠方のためなかなか教育相談に来校できない相双地区の方々を対象に教育相談を行いました。
今年度で3年目となる「みみらんどin相双」ですが、申し込みを多くいただき、予約枠を拡大しての実施となっています。今回は、本人・保護者だけではなく、担任の先生や事業所の担当の先生にもおいでいただきました。子供の豊かな学びのために、それぞれの強みを活かし、同じ方向を向いて連携・協働していくことの大切さを改めて実感した一日となりました。
「みみらんどin相双」を開催するにあたり、今年度も相馬支援学校の先生方に多くのご協力をいただいております。いつも温かく迎えていただき感謝しています。「みみらんどin相双」の第2回を10月27日(月)、第3回を2月16日(月)に予定しています。参加ご希望がありましたら、福島校までご連絡ください。



第1回避難訓練
6月11日(水)に、地震を想定した避難訓練を視覚支援学校と合同で実施しました。
雨が降っていたので、雨天時案の計画で実施しました。
地震の効果音が放送で流れ、非常灯が点滅すると、各教室の幼児児童は机の下に潜り込み、自分の体(命)を守る行動をとりました。防災ずきんやヘルメットを着用して、避難の準備をしました。
次に、教頭先生のアナウンス放送で「落ち着いて避難してください。」と流れると、一次避難場所である1階廊下東出入口前(エレベーターの前)に集合しました。集合場所の頭上にはモニターがあるので、注意しなければならないことに気付きました。
人員点呼を確認後、二次避難場所である体育館に移動しました。体育館までの渡り廊下は、視覚支援学校の人たちと合流するため、注意しなければならないことに気付きました。
このような避難訓練は、災害を忘れずに、自分たちの命を守ることを意識できる貴重な機会です。




出かける支援
相双地域の小学校からの依頼を受け、教職員の皆さんを対象にした研修会を行いました。聞こえにくさの疑似体験などを通して、聞こえにくいとはどういうことなのか、聞こえにくさからくる困り感にはどんなものがあるのかなどをイメージしていただくことができました。また、聴覚障がいのある子供に対する支援は、周りの子供たちにとっても有効な支援であることも実感していただくことができました。研修会終了後も補聴器体験を希望していただいたり、質問をいただいたりして、特別支援教育に関する関心の高さを感じました。先生方の熱意と学校の温かな雰囲気に元気をいただいた研修会でした。
今後も聴覚支援学校福島校の専門性を生かし、地域のニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。


5月 みみちゃん教室
5月30日(金)に「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」を開催しました。今回は、3組の親子が遊びに来ました。お友達と一緒に遊んだり、絵本を見たりして楽しい時間を過ごしました。
いろいろな生き物が「ぴょーん」とジャンプする絵本を読むと、Aちゃんが生き物たちと一緒に「ぴょーん」と楽しそうにジャンプ!つられてBちゃんもCちゃんも「ぴょーん」とジャンプ!絵本を読みながら、みんなでカエルやネコ、バッタなどいろいろな生き物になりきって体を動かして楽しみました。カエルのお面を着けてカエルになりきったBちゃんが見つけたのは、廊下の草むら。背丈の低い草を見つけると両足をそろえて「ぴょーん!」と華麗にジャンプしました。背丈の高い草を見つけると、それを飛び越えるのはちょっと難し
そう・・・ママを呼んで、手伝ってもらって大ジャンプ!廊下の草むらを「ぴょーん、ぴょーん」と飛び跳ねて遊びました。カエル風船をみつけたCちゃんは、それを思いきり床まで引っぱって手を放しました。するとこちらも「ぴょーん」。ゴムの力でカエルがジャンプしたように見えます。カエル風船を引っぱっては手を放すを繰り返して、カエルをたくさんジャンプさせて楽しみました。
季節にちなんだ制作をしたり、体全体を使って遊んだりして、あっという間に時間が過ぎました。6月は、「しんぶんし遊び」を予定しています。わくわく、どきどき楽しい体験をとおして、人とのかかわりやコミュニケーションについて学ぶことができる場となるように準備しています。また、保護者の方同士の交流も大切にしていきたいと考えていますので、みなさん、ぜひ遊びに来てください!




