福島校掲示板

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8月みみちゃん教室

 8月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「リズム遊び」をテーマに開催しました。今回は、3組の親子が遊びに来ました。

 リズム遊びでは、音楽に合わせて体を動かす「リトミック」や「とんぼのめがねの歌遊び」「いっぽんばしこちょこちょの手遊び」、薄い布を使った「バルーン遊び」を行いました。「リトミック」では、音楽に合わせて、「歩く」「這う(ハイハイ)」「走る(運転手になりきって)」「寝転ぶ」などの動きを楽しみました。「走る」動きが気に入ったAちゃんは、ピアノを弾いている先生の所に行って、「(走る)もう一回、お願い。」とリクエスト!また曲が終わると、Bちゃんも一緒に「もう一回。」とお願いして、ハンドルに見立てたリングを握って、にこにこ笑顔で走り回るを繰り返しました。全身から、楽しい!!が伝わってきました。「寝転ぶ」の曲が終わってもなかなか起きない先生を見つけて起こしてくれたのはCちゃん。やさしく「とんとん」と肩をたたいて教えてくれました。「リトミック」「とんぼのめがね」「いぽんばしこちょこちょ」「バルーン」と楽しんで、そろそろ帰りのお集まりの声を掛けようかと思ったら、どこからともなくハンドルを持って「お願い。」とAちゃん。「運転手になりきって音楽に合わせて走る」が、とても気に入ったようです。Bちゃんもみんなにハンドルを配り、チームワーク抜群!みんなでホール中を駆け回りました。

 「リズム遊び」をテーマに活動しましたが、音楽に合わせてそれぞれがお気に入りの動きや表現を見つけて、友達とかかわりながら体を動かし、楽しい時間を過ごしました。

 9月は、「ねんどあそび」を予定しています。小麦粉粘土を使用する予定です。ぜひ遊びに来てくださいね。

 

第2学期始業式

 8月26日(月)に小学部、9月2日(月)に幼稚部の第2学期始業式を行いました。夏休みを満喫し、夏ならではの体験をたくさんした子ども達は、「お祭りを見に行ったよ。」「水族館に行ったよ!」「おじいちゃん、おばあちゃんに会ったよ!」など、夏休みの思い出を生き生きと話し、久しぶりの友達や先生とのやりとりを心から楽しんでいました。

 2学期は日々の学習活動とともに、遠足や学習発表会などの行事もあります。まだまだ暑い日々が続きますが、一つ一つの活動や学びを大切に、充実したものにできるよう努めていきたいと思います。

ケース検討会

 8月26日(月)に、福島県総合療育センター言語聴覚部門の言語聴覚士、山田奈保子先生とオンラインでつながり、幼稚部および小学部の幼児児童を対象としたオンラインでのケース検討会を実施しました。

 ケース検討会では、聴覚活用や発音・発語指導に関する専門的なご指導をいただきました。具体的には、聴覚活用の意義や、聴覚を活用するための教師側のアプローチ、聴覚障がい教育において大切にすべき点などについて教えていただき、多くの学びを得ることができました。また、参加した教員一人ひとりの質問にも丁寧にお答えいただき、有意義な時間を過ごすことができました。

 山田奈保子先生には、お忙しい中、貴重なご指導を賜り、心より感謝申し上げます。先生から教えていただいた知見を、今後の教育活動に生かし、引き続き子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。

 福島校では今後とも地域の専門機関と連携を深めながら、より良い支援を提供できるよう努めていきます。

手話奉仕員養成講座

 7月26日(金)に福島市で、7月27日(土)に伊達市で手話奉仕員養成講座『聴覚障がいの基礎知識』の講義を行いました。聴覚支援学校についての紹介や耳の仕組み、きこえについて、また福島校の授業の様子等をお伝えしながら聴覚障がい教育の基本についてお話してきました。

 今回の講義が受講者の皆さんにとって聴覚障がいについての理解を深めるきっかけの一つになれば幸いです。

絵本の読み聞かせ会

 一学期終業式後に、福島県手話通訳問題研究会のボランティアの皆様による読み聞かせ会が行われました。幼児児童の興味関心のある絵本や物語等、幼稚部、小学部それぞれに合わせた内容の読み聞かせを行ってくださいました。

 指人形や大型絵本、ペープサート等、子どもたちに、より伝わりやすい工夫をし、準備をしてきてくだり、みんなで楽しむことができました。また、『あかずきんちゃん』では、表情や手話表現での語りに子どもたちがぐっと惹き込まれていました。

 手話通訳問題研究会の皆様、お忙しい中、素敵な読み聞かせを行っていただきありがとうございました。

第一学期終業式

 7月19日(金)に、第1学期の終業式を実施しました。分校長先生のお話では、写真を見ながら1学期の学習活動を振り返りました。子どもたちからは、思い出を生き生きと表現する姿が見られ、充実した1学期であったことがよく伝わってきました。

 その後、各学級で担任から1人1人通知表が手渡されました。1学期がんばったことをそれぞれ振り返ると共に、明日から始まる夏休みへの期待に胸をふくらませている様子でした。

 また、保護者の皆様には、奉仕活動として校内の清掃活動をしていただき、校舎がピカピカになりました。日頃から教育活動に対するご理解やご協力をいただき、無事に1学期を終えることができましたことに感謝申し上げます。

 また2学期の始業式に、元気に会えることを楽しみにしています。

 

外部講師を招いての研修会・第3回みみふく学習会

 7月8日(月)9日(火)に、外部講師を招いての研修会及び第3回みみふく学習会を開催しました。講師として、今回6度目の来校となる聴覚障害者教育福祉協会 専務理事、松本末男先生をお迎えしました。

 8日(月)は、1時間目から子供たちの授業参観をしていただきました。参観後は、保護者との個別相談を行い、保護者の悩みや相談に、親身になってお話していただきました。参加した保護者からは、「子どもに合ったアドバイスを聞くことができて良かった。」「松本先生とお話して、色々と考えさせられた。来年もお願いしたい。」「経験豊富な松本先生から、色々な角度からのアドバイスをいただけた。」などの感想が寄せられました。

 9日(火)は、午前に幼稚部の自由遊び、小学部5年生の算数、小学部の体育の授業を見ていただきました。幼稚部の自由遊びの際には、松本先生と子ども達のかかわりを拝見しました。子どもの心が動いた瞬間を見逃さず、子どもに働きかける大切さを改めて認識しました。また、小学部の授業では、子ども達一人一人のよさを大切しながら、子ども達同士のかかわりの中で、よさを伸ばしていくことの必要性を教えていただきました。午後は福島校職員を対象に講話をいただきました。松本先生の経験を交えたお話は、聞く度に教育とは何か、子ども達とかかわる上で大切なことは何かを考えさせられる内容で、大変有意義な時間となりました。

 松本先生、貴重な御指導をいただきありがとうございました。教えていただいたことを胸に、研鑽をつんでいきたいと思います。

幼稚部本分校交流会

 7月5日(金)に、県内の聴覚支援学校に通う幼児が聴覚支援学校本校に集い、交流会を行いました。久しぶりに会う友達や初めて会う友達と元気にあいさつし、活動のスタートです!

  自己紹介や呼名が終わった後は、プールでの活動を行いました。普段とは違う大きなプールに、「大きい!」子ども達からは歓喜の声が上がっていました。友達が泳いでいる様子を見て真似をしてプカプカ泳ぐなど、他校の友達とみんなで水遊びを楽しむことができました。

 プールの後は、お楽しみのお弁当の時間です。他校の友達と一緒にお弁当を食べました。「唐揚げ、私も同じだよ。」「トマト、同じだ。」とお互いに伝えながら食べる様子が見られ、楽しいコミュニケーションの時間となりました。

 次に本分校交流会が行われるのは11月です。次回も一緒に遊んだり、やりとりしたりする日を楽しみに過ごしてい

きたいと思います。

6月みみちゃん教室

 6月のみみちゃん教室(小集団による乳幼児教育相談)には、2組の親子が遊びに来ました。
子どもたちとは4ヶ月ぶりの再会で、ぐんと大きくなった子どもたちの姿が見られました。「れんけつ!」と、くりくりお目々をさらに大きくして教えてくれたAちゃん。Aちゃんの視線の先には、福島駅を出発したやまびことこまちが(福島校の3階からは新幹線がよく見えるんです!)。身ぶりも合わせて何度も教えてくれました。好きなことから言葉がどんどん広がっている様子が見られ、とても嬉しく思いました。ほしいおもちゃを見つけて「ちょうだい」、おやつを食べて「おいしい」等々、しっかりと視線を合わせて自分の気持ちを伝えてくれたBちゃん。教員が絵本の読み聞かせを始めようとすると、その本を持ってお母さんの元へ。お母さんに本を渡して、「ママ読んで」と言わんばかりの表情でちょこんと座りました。お家でお母さんと一緒にいい時間を過ごしているのだろうな、とあったかい気持ちになりました。
 

 遊びを盛り上げ、他の子どもたちとも我が子のように自然にかかわってくださる保護者の皆さんと一緒に楽しみながら、あっという間の2時間でした。

 7月は水遊びの予定です。皆さん遊びに来てくださいね!

出かける支援 福祉体験学習(信夫中学校)

 6月27日(木)に信夫中学校に出かける支援に行きました。1年生の福祉体験学習の一環で、福島校の教員が

『聞えにくさ(聴覚障がい)について学ぼう』の授業を行いました。この授業を希望した約30名の生徒の皆さん

は、最後まで熱心に参加してくれました。この授業の中で「聞こえにくいってどんな感じだろう。」「聞こえない人

はどんな生活を送っているのだろう。」等と聴覚障がいのある人たちについてたくさん想像し、考えました。講義や

聴こえにくさの疑似体験、補聴器体験等を通して、グループの仲間と意見や感想を出し合いました。生徒のまとめた

ワークシートを読んで、これから先の自分ができることを真剣に考え、相手の気持ちになって行動できる人になりた

いと感じた生徒がたくさんいることを知り、大変嬉しく思いました。

 多様な世の中を生きていく生徒の皆さんが、この先出会う人たちと、お互い助け合って、これからの時代を生きて

いってほしいと願っています。