平成28年度 卒業制作
平成28年度 卒業制作
2024年6月の記事一覧
前期教育実習
6月11日(火)から2週間、大学生2名が福島校で教育実習を行いました。
将来、教員を目指す大学生2名が、幼稚部、小学部それぞれに1名ずつ入り、実習しました。
事前授業、教材作り、授業案作成、研究授業の実践を通して、授業作りを学びました。事後研究会での反省や助言を活かし、検証授業を最後までやり切った姿、とても素晴らしかったです。
また、他学部参観や隣接する視覚支援学校の参観も行いました。配当学級を越え、学校の子どもたちとかかわり、沢山のことを感じ、考え、学んだ充実した時間となったことと思います。
実習生の皆さん、この実習での経験を大切にして、夢に向かって頑張ってください!!
「進路の話を聞く会」及び「第2回みみふく学習会」
6月14日(金)に福島県立聴覚支援学校本校の進路指導主事の先生をお招きして、「進路の話を聞く会」及び「第2回みみふく学習会」を開催しました。
「進路の話を聞く会」は、小学部6年の児童を対象に行いました。「今、自分がイメージしている進路とは何か」を考えるところから授業が始まり、様々な選択肢があることや「自分の可能性を広げるため」に勉強をすること、日常生活で大切にしたいことや様々な挑戦をすることの大切さなどを児童に分かりやすくお話していただきました。児童の質問にも丁寧にお答えいただき、児童は、「進路」に対して漠然と抱いていたイメージが授業を通して、より具体的になり、自分の進路についてのイメージをもつことができたようでした。そして、「今がんばることは『勉強』」との思いを強くしていました。
「第2回みみふく学習会」では、保護者を対象に「本校の進路指導と、進路決定に向けて」というテーマでお話いただきました。「高等部卒業後の進路について」や「進路決定のために小学部段階で必要なこと」「最近の障がいに対する社会情勢について」等についてのお話を伺ったり、保護者からの質問にも分かりやすくお答えいただいたりしました。参加した保護者から、「『お手伝いは自立や仕事の第一歩』『早いうちからの学習習慣が必要』など、子どものスキルアップにつながるようなアドアイスがぐっときました。」「高等部卒業後の進路についてとても丁寧に説明していただきありがとうございました。高等部に入る前にその先の進路をよく考えたいと思いました。」「『経験・体験しないことは選択できない』という言葉にはっとしました。」「経験できることはなんでも挑戦できる環境を作っていきたいなと思いました。」「子どもの学習を家庭でフォローしていく術を考えないとな、と思いました。」等々、たくさんの感想を寄せていただきました。
お忙しい中、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
出かける支援 福島大学
6月11日(火)に、福島大学からの依頼を受け『聴覚支援学校で学ぶ子どもたち』の講義を行いました。この講義は特別支援教育に関する講座の1つで、約60名の学生が参加しました。
講義では、耳のしくみや補聴器、人工内耳に関する内容や、聞こえない人たちの生活を知り考える内容を取り上げました。また、実際に補聴器や補聴援助システムの試聴体験等も行いました。聴覚支援学校福島校の学校紹介も交えながら、聴覚支援学校で学ぶ子どもたちへの支援や、配慮、学習上の工夫等をお伝えしました。
「将来、福島県の特別支援学校の教員になりたいか」と問い掛けると、たくさんの学生から挙手があり、うれしく思います。講義後、学生から質問もありました。
関心をもって最後まで参加くださった学生の皆さん、ありがとうございました。
サテライト教育相談「みみらんど in 相双」
6月4日(火)に今年度1回目となるサテライトでの教育相談、「みみらんどin相双」を開催しました。遠方のためなかなか教育相談に来校できない方々を対象に、相馬支援学校の地域支援センターをお借りして、聴覚支援学校福島校の教員が教育相談を実施しました。
昨年度から継続して相談にきてくださった親子もおり、数カ月ぶりにお会いしたお子さんの成長ぶりを保護者さんと一緒に共有し喜ぶことができました。
「みみらんどin相双」を開催するにあたり、今年度も相馬支援学校の先生方に多くのご協力をいただいております。いつもありがとうございます。今後も聴覚支援学校福島校職員の専門性を生かし、地域のニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。
第1回みみらんどセミナー
5月17日(金)に福島県総合療育センターより言語聴覚士の山田奈保子氏を講師にお招きして、第1回みみランドセミナーを実施しました。
「はじめの一歩~聞こえにくい子の理解のために~」という演題で、耳の構造ときこえのしくみについて説明していただいたり、難聴のきこえの疑似体験や実際に補聴器の聞こえの体験をしたりしました。補聴器の聞こえの体験をとおして、「実際に補聴器をつけてみると知りたい音以外の音も大きくなって聞こえにくかった。」「聞こえにくいとはどのような状況なのか、また、どのような困り感があるのかを改めて考えるきっかけとなった。」などと聴覚障がいのあるお子さんと関わりのある参加者からの反響がありました。また、療育についてのお話も伺い、意味のある語り掛けが子どもの発話数と相関が高いというデータから、より多く話しかけることの意義について学ぶことができました。
最後の質疑応答では、「生活言語」と「学習言語」の話がありました。私たち教員も日ごろから「言葉」を意識しながらやりとりを大切にしたいと感じました。
地域支援センターでは今後とも地域のみなさんの「困った」「知りたい」にお答えするべくセミナーや講演会を予定しています。ホームページに掲載していますので、お気軽にご参加ください。