9月13日(金)に、小学部の1~4年生が秋の遠足を行いました。秋の遠足では、四季の里へ行き、水林を散策したり、工芸館でこけし作りを行ったりしました。
水林の散策では、自然豊かな水林の中を散策し、普段見られない変わった形のきのこや幹の太い木を発見したり、昆虫探しに熱中したりしました。「先生、見てー!きのこ、おっきいよ」と発見した喜びを嬉しそうに伝えてきたり、時間を忘れ、土の中にいる5mm程の小さい幼虫を夢中になって探したりして、貴重な体験をすることができました。
散策でたくさん汗をかいた後は、工芸館でこけし作りを行いました。初めてのこけし作りということもあり、ろくろや染料を目の前に「早くやりたい!」と意気込む子ども達。職員さんの説明を聞き、展示されている見本のこけしを見ながら目や口等の顔を書いたり、ろくろを回して着物の模様を描いたりしました。出来上がったこけしは、どれも顔の形や体の模様が違い、一人一人の個性あふれる素敵な作品となりました。
帰りのバスでは「絵日記でこけし作りを書く。」や「ぼくは幼虫!」「お弁当、おいしかったー!」と遠足の思い出を楽しそうに話す様子が見られ、充実した1日となったようです。四季の里の職員の皆様、お弁当や荷物の準備などをしていただいた保護者の皆様、子ども達の活動にたくさんのご協力をいただき、本当にありがとうございました。
9月12日から13日にかけて、郡山自然の家にて小学部5・6年が宿泊学習を行いました。
福島校、本校、平校、会津校の児童が顔を合わせて活動しました。
「みんなで協力して、新しいことに挑戦し、安全に、楽しく思い出に残る宿泊学習にしよう」という目標のもと、野外炊飯やキャンプファイヤー、アーチェリーなどの活動を通して、思い出に残る宿泊学習になりました。
野外炊飯では、各班で野菜を切ったり、火をおこしたりして、協力してカレーづくりに挑戦しました。じっくりと手間をかけたカレーを、「おいしい!」と食べることができました。
この時期にしては、気温が高く、休憩や水分補給を取りながら2日間を過ごしました。目標を達成して、子供たちは一回り大きく成長することができました。
8月26日(月)に小学部、9月2日(月)に幼稚部の第2学期始業式を行いました。夏休みを満喫し、夏ならではの体験をたくさんした子ども達は、「お祭りを見に行ったよ。」「水族館に行ったよ!」「おじいちゃん、おばあちゃんに会ったよ!」など、夏休みの思い出を生き生きと話し、久しぶりの友達や先生とのやりとりを心から楽しんでいました。
2学期は日々の学習活動とともに、遠足や学習発表会などの行事もあります。まだまだ暑い日々が続きますが、一つ一つの活動や学びを大切に、充実したものにできるよう努めていきたいと思います。
8月26日(月)に、福島県総合療育センター言語聴覚部門の言語聴覚士、山田奈保子先生とオンラインでつながり、幼稚部および小学部の幼児児童を対象としたオンラインでのケース検討会を実施しました。
ケース検討会では、聴覚活用や発音・発語指導に関する専門的なご指導をいただきました。具体的には、聴覚活用の意義や、聴覚を活用するための教師側のアプローチ、聴覚障がい教育において大切にすべき点などについて教えていただき、多くの学びを得ることができました。また、参加した教員一人ひとりの質問にも丁寧にお答えいただき、有意義な時間を過ごすことができました。
山田奈保子先生には、お忙しい中、貴重なご指導を賜り、心より感謝申し上げます。先生から教えていただいた知見を、今後の教育活動に生かし、引き続き子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
福島校では今後とも地域の専門機関と連携を深めながら、より良い支援を提供できるよう努めていきます。
7月26日(金)に福島市で、7月27日(土)に伊達市で手話奉仕員養成講座『聴覚障がいの基礎知識』の講義を行いました。聴覚支援学校についての紹介や耳の仕組み、きこえについて、また福島校の授業の様子等をお伝えしながら聴覚障がい教育の基本についてお話してきました。
今回の講義が受講者の皆さんにとって聴覚障がいについての理解を深めるきっかけの一つになれば幸いです。
一学期終業式後に、福島県手話通訳問題研究会のボランティアの皆様による読み聞かせ会が行われました。幼児児童の興味関心のある絵本や物語等、幼稚部、小学部それぞれに合わせた内容の読み聞かせを行ってくださいました。
指人形や大型絵本、ペープサート等、子どもたちに、より伝わりやすい工夫をし、準備をしてきてくだり、みんなで楽しむことができました。また、『あかずきんちゃん』では、表情や手話表現での語りに子どもたちがぐっと惹き込まれていました。
手話通訳問題研究会の皆様、お忙しい中、素敵な読み聞かせを行っていただきありがとうございました。
7月19日(金)に、第1学期の終業式を実施しました。分校長先生のお話では、写真を見ながら1学期の学習活動を振り返りました。子どもたちからは、思い出を生き生きと表現する姿が見られ、充実した1学期であったことがよく伝わってきました。
その後、各学級で担任から1人1人通知表が手渡されました。1学期がんばったことをそれぞれ振り返ると共に、明日から始まる夏休みへの期待に胸をふくらませている様子でした。
また、保護者の皆様には、奉仕活動として校内の清掃活動をしていただき、校舎がピカピカになりました。日頃から教育活動に対するご理解やご協力をいただき、無事に1学期を終えることができましたことに感謝申し上げます。
また2学期の始業式に、元気に会えることを楽しみにしています。
7月8日(月)9日(火)に、外部講師を招いての研修会及び第3回みみふく学習会を開催しました。講師として、今回6度目の来校となる聴覚障害者教育福祉協会 専務理事、松本末男先生をお迎えしました。
8日(月)は、1時間目から子供たちの授業参観をしていただきました。参観後は、保護者との個別相談を行い、保護者の悩みや相談に、親身になってお話していただきました。参加した保護者からは、「子どもに合ったアドバイスを聞くことができて良かった。」「松本先生とお話して、色々と考えさせられた。来年もお願いしたい。」「経験豊富な松本先生から、色々な角度からのアドバイスをいただけた。」などの感想が寄せられました。
9日(火)は、午前に幼稚部の自由遊び、小学部5年生の算数、小学部の体育の授業を見ていただきました。幼稚部の自由遊びの際には、松本先生と子ども達のかかわりを拝見しました。子どもの心が動いた瞬間を見逃さず、子どもに働きかける大切さを改めて認識しました。また、小学部の授業では、子ども達一人一人のよさを大切しながら、子ども達同士のかかわりの中で、よさを伸ばしていくことの必要性を教えていただきました。午後は福島校職員を対象に講話をいただきました。松本先生の経験を交えたお話は、聞く度に教育とは何か、子ども達とかかわる上で大切なことは何かを考えさせられる内容で、大変有意義な時間となりました。
松本先生、貴重な御指導をいただきありがとうございました。教えていただいたことを胸に、研鑽をつんでいきたいと思います。