2月2日(金)に、幼稚部で豆まき会を行いました。1週間前から「鬼が来る」と、ドキ
ドキしながら子供たちはこの日を待っていました。鬼は窓の外に姿を現し、子供たちは先
生の後ろに隠れたり、勢いよく豆をまいたりと思い思いに鬼と向かい合いました。
「鬼はもう帰ったかな・・・。」と油断したその時!鬼は幼稚部棟の中に入ることに成功
し、教室の中までやってきました。とらえられそうになる先生や友達を助けるために、み
んなで豆をまき、なんとか鬼を退治することができました。これで今年も1年間元気に過
ごすことができそうです。
1月25日(木)と26日(金)の二日間、小学部のお話会を行いました。
冬休みの出来事や学習したこと、興味のある事柄についてなど、一人一人がみんなに伝えたい
ことを考えて発表しました。
当日を迎えるまでに、『考える』『覚える』『話す』『聞く』の4つについて具体的な目標を
立て、準備や練習を一生懸命頑張りました。
当日は、みんなの応援を前に少し緊張する様子も見られましたが、最後まで堂々と発表するこ
とができました。絵や写真を提示したり、プレゼンテーション資料作成ソフトを用いたりして、
皆に分かってもらうために、それぞれが自分らしい工夫を凝らした発表となりました。また、友
達の発表が終わると、積極的に質問や感想を伝える等、「目と耳と心で聴く」を実践する姿が見
られました。
これからも、児童一人一人が家族や友達、先生方とのやりとりを通して、伝わる楽しさや分か
る喜びを感じることができるよう取り組んでまいります。
1月31日(水)、保護者による手話劇『おおきなかぶ』が行われました。当日は、満員御礼!!
福島校の児童生徒や幼職員だけでなく、視覚支援学校の生徒と先生、寄宿舎の先生等、たくさんのみ
なさんが鑑賞に来てくださいました。
劇中、保護者の皆さんのせりふ、手話や表情、動きに惹き込まれ、子どもたちから自然に拍手が沸
き、「うんとこしょ、どっこいしょ。」の掛け声にも力が入りました。最後には、幼稚部の子どもた
ちも協力して、なんと“かぶ”ではなく、おおきな“だいこん!!”が抜け、びっくり!
鑑賞後には、本物の“かぶ”や“だいこん”がプレゼントされました。きっと、食卓で大根やカブ料理を
食べながら、「おおきなかぶ」の劇の話題に花が咲くことと思います。
鑑賞後、さっそく、小学部の児童は実際の劇で使用した大道具のだいこんを引っ張って、楽しそう
に再現していました。また、幼稚部の廊下では、先生と子どもたちみんなで「おおきなかぶごっこ」
が繰り広げられていました。
子どもたちの心に残る手話劇を企画、準備くださった保護者の皆様、本当にありがとうございまし
た。
1月18日(木)、19日(金)、幼稚部「冬のお話会」を行いました。今回は3歳児も
発表に初挑戦です。
お父さんお母さんや先生と一緒に伝えたい話題を選び、準備や練習を積み重ねて本番に
臨みました。みんなの前で発表することにドキドキ、緊張する様子が見られましたが、自
分自身が経験して楽しかったことや心に残ったことを、生き生きと表現し、みんなに見て
もらいたい、聞いてもらいたい気持ちがあふれる発表となりました。発表の中では、事前
に先生と相談しながら粘土や段ボール等を使用し、ケーキやスパゲッティを作ったり、ス
キーや初詣、クリスマス等の場面を再現したりして、見ている側も発表する側にとっても
楽しく、分かりやすい発表となりました。
また、友達の発表にも興味を持ち、何だろうと注目して聞いたり、発表の中で紹介され
た人形や車等を、身を乗り出して見たり触ったりする姿が見られました。このような姿か
らも、子ども達の成長を感じることができました。発表後、教頭先生からメダルをもらう
子ども達の表情は、誇らしげで発表をやり遂げた満足感であふれていました。
今後も相手に自分の思いを伝える楽しさや喜びを感じたり、相手の話に関心を持って聞
いたりする経験を大切にしながら活動に取り組んでいきたいと思います。
12月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「光あそび」をテーマ
に開催しました。今回は、5組の親子が遊びに来ました。なんと今回は、サンタさんもプレゼントを
持って遊びに来てくれました!
サンタさんからもらったプレゼントは、ぴかぴか光るライトでした。スイッチONすると…ミラー
ボールのような光があふれだし歓声が響きました。ひとしきり遊んだ後にアルミホイルのおおいを
外すと、中からサンタの帽子をかぶった大好きなキャラクターの絵が!それを壁やボード、天井に
映し出して楽しみました。手作りのライトなので、他の絵にもかえられます。早速、お母さんに大
好きな車の絵をかいてもらって、壁やボードに映してにっこにこのお友達もいました。光遊びの後
は、お絵描き遊びやバルーン遊びを楽しみました。お友達同士のかかわりが増え、かわいらしいや
りとりに癒されるひとときでした。
1月は、「お手玉あそび」を予定しています。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
令和6年1月9日(火)、幼稚部、小学部とも第3学期始業式を行いました。
分校長先生の話で、これから行われる行事の話に、目を輝かせ、ワクワクしながら聞いて
いました。また、聞く態度も素晴らしく、一人一人の成長を感じました。さらに、メジャー
リーグのドジャースに所属する大谷翔平選手からのグローブが披露され、歓声が上がりました。
新年を迎え、新たな気持ちで、子どもたちから元気いっぱいの雰囲気が感じられ、良いスタートが切れました。
12月22日(金)にオンライン形式でケース検討会を行いました。日頃、幼児児童が
お世話になっている福島県総合療育センター言語聴覚部門 言語聴覚士の先生方にご参
加いただき、幼稚部・小学部の各1名を対象に情報交換を行いました。
ケース検討会では、「きく」ことと「ききこむ」ことの違いや、1つの物事に対して様
々な言い方で伝えるなどの言葉に触れる機会の大切さについて分かりやすく教えていただ
きました。また、『体験が伴うことで、言葉はより身に付く』という学校の強みについて
もお話いただき、改めて体験を伴った活動の重要性や、子どもたちが主体的に取り組む活
動の大切さを感じました。子ども達が日々見聞きしたこと感じたことを、丁寧に言葉にし
てやりとりしていきたいと思います。
ご多忙の中、貴重なご指導・お話をいただき、本当にありがとうございました。また、今
後とも連携を深めながら、子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。
12月25日(月)、26日(火)に校内授業事後研究会を行いました。小学部の外国語活動、
算数科の授業について、授業者の話や、授業のVTR、児童と教師のやりとりを文字に起こ
した資料などをもとに、参加者みんなで協議を行いました。
その協議では、授業中のやりとりを充実させるために、活動内容の提示方法の工夫につい
てのアドバイスや、一つの教材を子どもに合わせて変えることができるテクニックについ
て学びました。また、基礎学力の定着を図るために、朝学習や家庭学習などで繰り返し問
題を解くことの大切さ等、様々な意見が出されました。
今回学び合ったことを、3学期からの授業づくりに生かしていきたいと思います。
12月13日(水)に小学部全体自立活動を行い、「冬の補聴器・人工内耳の管理につい
て」学びました。
補聴器や人工内耳の着け方や外し方、お手入れの仕方などについて確認しました。また、
実物投影機を使って、実際に状態を確認しながら、寒い季節には、補聴器も人工内耳も結
露することや、結露から補聴器や人工内耳を守るためにはどうすればよいかなどについて
学びました。真剣に本体やイヤモールドの汚れを落とす姿が見られたので、ぜひ、ご家庭
でも今回学習したことを話題に取り組んでみてください!!
11月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「色あそび」をテーマに開催しまし
た。今回は、2組の親子が遊びに来ました。「色」を感じて楽しめるコーナーを準備しました。
色水コーナーでは、お花紙をびりびりと割いて、水の入ったペットボトルに、ぎゅっぎゅっとつめました。それ
をシャカシャカ振ると…ふわあっと紙の繊維がほどけて色水に!お花紙がとけていく様子をじっと見つめながら、
「もっと入れてみよう」「(緑を入れた後に)青もいれてみよう」などなど…真剣なまなざしが光りました。「パ
パは青!」などと自分なりのイメージを形にして家族へのお土産を作る子もいて、家族大好き!優しい気持ちにほ
っこりしました。
お絵描きコーナーでは、障子紙を何枚もつなげた特大のキャンパスに好きな色のくれよんでお絵描きをしました。
「アンパンマン描いて。」「車描いて。」とのオーダーが、どんどん高度に…本や実物片手に汗をかきながら応え
る教員の横で、素晴らしい画力を発揮するお母さん方に感心させられました。
他にもカラーセロファンのコーナーやお花紙のコーナーなどで色あそびを楽しみました。
12月は、「光あそび」を予定しています。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。