1月7日(火)、第3学期の始業式を行いました。2週間の冬休みを終えた子どもたちは、友達や教師に冬休みの出来事を楽しそうに話していました。
始業式では、分校長先生から「今年1年を充実させるためには目標を立て、それに向かって努力することが大切です」というお話がありました。また、今年の干支である「へび年」にちなみ、「自分のペースを大切にしながら、あきらめずに目標に向かって挑戦してほしい」との励ましの言葉もありました。
子どもたちは分校長先生のお話にしっかりと耳を傾け、3学期の行事や学習に対する期待で胸をふくらませていました。式後には、腕相撲をして久々の再開を楽しむ子どもたちの姿も見られました。
2学期に比べ3学期は短い期間ですが、1年間のまとめとなる大事な時期です。学習や行事、日々のささいなやりとりを大切にしながら、子どもたちの成長を見守っていきます。今年もどうぞよろしくお願いいいたします。
県北地域の小学校からの依頼を受け、児童の皆さんを対象にした学習会と教職員の皆さんを対象にした研修会を行いました。聞こえにくさの疑似体験や補聴器試聴体験などを通して、聞こえにくさからくる困り感や補聴器のメリット・デメリットなどについて、実感していただくことができました。
今後も聴覚支援学校福島校教職員としての専門性を生かし、地域のニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。
11月の「みみちゃん教室(乳幼児を対象とした集団での教育相談)」は、「色あそび」をテーマに開催しました。お絵描きや風船マット、風船ボールなどで「色あそび」を楽しみました。
今回は、4組の親子が遊びに来ました。なんと今回はみなさんが、「初めまして」の関係でした。そんな中、みんなを遊びに誘ってくれたのが、お誘い上手なAちゃんでした。それから、B君が最近ブームだというロシア語の歌を披露してくれると、「お相撲さんの真似がブームだよ」と披露してくれたのがC君、とても上手にまり(風船にビニルテープをはった風船ボール)つきを披露してくれたのがDちゃんでした。おうちでもまりつきで遊んでいると思いきや、そうではないと…無限の可能性を持つ子供たち!子供たちの「好き」「面白い」を一緒に感じ、楽しい一時を過ごすことができました。
12月は、「光あそび」を予定しています。みなさん、ぜひ遊びに来てくださいね。
12月18日(水)、福島校にダイハツまつかわ社長の菅野泰紀様が来校され、幼児児童一人一人にプレゼントをくださいました。ダイハツまつかわ様は、これまでも福島校の子どもたちにクリスマスのプレゼントをくださっています。また、福島県特別支援学校スポーツ大会にも御支援をいただいています。
プレゼントをいただいた子どもたちは、皆、大事そうに抱えて、とてもうれしそうな笑顔を見せていました。プレゼントは、クッキーとダイハツ車のミニカーです。ダイハツ車のミニカーはとても精巧なつくりで、さっそく箱から出して走らせてみる子や、友だち同士で互いに見せ合う子もいました。社長の菅野様からは、「勉強がんばってね。」とのお言葉も子どもたちにいただきました。併せてカレンダーも40部いただきました。カレンダーは、教室等に掲示し活用させていただきます。
ダイハツまつかわ様からの励ましの御言葉やお心遣いへの感謝を忘れず、くる年も福島校一丸となって教育活動の充実を図ってまいりたいと思います。
ダイハツまつかわ様、今年もすてきな贈り物をいただき、誠にありがとうございました。
12月7日(土)、福島保育所と聴覚支援学校幼稚部との交流学習発表会を行いました。保育所の友達と一緒に合奏やダンス、劇の発表をしました。
子どもたちは、たくさんのお客さんを前に緊張した姿が見られましたが、自分の出番や演技内容を理解し、演技の流れや友達の動きを意識して、堂々と演技することができました。
ご家庭の支えや応援、保育所の先生方との連携が、子どもたちの生き生きとした姿につながりました。子どもたちが今回得た自信をさらなる成長につなげていきたいと思います。
今年度の歯みがき教室は、養護教諭が講師になって実施しました。
小学部では、最初にパワーポイントの資料を使って、歯の数や硬さ、虫歯になる原因などの話を聞きました。次に家庭で取り組んだ「プラーク(歯垢)の染め出し」の結果を見ながら、実際に歯ブラシを動かしてみました。
幼稚部では、最初に親子でお話を聞きました。パワーポイント資料を見たり、手作り教材を触ったりしながら、歯に良い食べ物と悪い食べ物、「虫歯にならないように歯みがきをしよう。」などを確認しました。その後保護者には、家庭で取り組む予防歯科についての話をしました。
歯みがきの3つのポイントをふまえて、しっかり歯みがきに取り組んでいきたいと思います。
12月10日(火)に、聴導犬ユーザーの太田琢磨先生と聴導犬のハンナちゃんがはるばる愛媛県から来校しました。
午前中の『聴導犬を知る会』には、小学部と地域の福島第四小学校の児童が参加しました。太田先生から、聴導犬の仕事の内容、音をどうやって伝えるか、そして聴導犬の前で守ってほしいこと等の話を聞きました。また、聴導犬との暮らしを通して生活スタイルが変わった等の貴重なお話を聞かせていただきました。
午後には、保護者を対象とする学習会、その後、本校教職員、地域の関係機関の方々を対象としたセミナーを実施しました。『聴覚障害児が自分らしく輝くために』という題目で、太田先生ご自身の小学校から社会に出るまでの経験の中で感じてきたこと、コミュニケーション面、情報保障との出会いなどをたくさんお話いただきました。また、現在の障がい者支援、合理的配慮、愛媛大学で聴覚障がいのある学生とかかわる中で感じることなどのお話もありました。受講された方からは、「当事者の思いが伝わる内容だった。」「聴覚障がい者自身がどんな時にどんな風に助けてほしいかを自分から伝えられることが大切ということが印象的だった。自分で発信できることは社会で生きていく上でとても重要だと気付いた。」等の感想がありました。
福島校の子どもたちの“発信する力”を意識して、日々教育活動を行っていきたいと思います。
お忙しい中、遠方よりお越しいただいた太田先生、ありがとうございました。