12月12日(木)、小学部のお楽しみ会では、「ケーキやさん」を開店しました。
「ケーキやさん」を開店する前にケーキ作り。4人で協力してスポンジケーキにクリームや果物でデコレーションを
して、3個の手作りケーキができました。ワークスペースに「ケーキやさん」を開店し、交流している視覚支援学校
の友達や先生、用務員さんも来てくれました。接客係が、ご招待したお客様に手作りケーキや飲み物を配り、みんな
で「いただきます。」のあいさつをして、手作りケーキを味わいながら食べました。会食した後には、ご招待した皆
さんより「お店の飾り付けがきれい。」「ケーキがおいしい。」などの感想をいただきました。
子どもたちが買い出しや準備、接客等の係を担当し、上級生が下級生をリードしながら、お店の準備やケーキ作り
をするなど、協力し合う姿がたくさん見られました。子どもたちからは、「ケーキ作りが楽しかった。」などの感想
があり、笑顔あふれるお楽しみ会でした。






12月6日(金)に、国語科「和の文化を受けつぐ-和菓子をさぐる」の学習のまとめとして、和菓子店「松屋清
風庵」に見学に行きました。
児童はたくさんの種類の、色とりどりの和菓子をじっくり見学させていただき、「わー、きれいなお花のお菓子
だ。」「おいしそう。」と歓喜の声を上げていました。
練り切り作り体験では、一つ一つの工程を、職人さんが丁寧に分かりやすく説明してくださいました。児童は、教科
書で出てきた「三角べら」や「木型」などの道具を実際に使い、職人さんの手ほどきを受けながら、「花椿」、「雪
の華」という名前の練り切りを、上手にきれいに作ることができました。
「練り切りの種類はどのくらいありますか。」等、質問したことにも丁寧に答えていただいたことで、学習した内容
をより深めることができ、大変有意義な時間となりました。
お忙しい中、大変お世話になりました。松屋清風庵の皆様、ありがとうございました。




12月7日から9日まで福島市のA・O・Zで福島市福祉作品展が行われました。福島校の幼児児童の作品も展示され
ました。7日に行われたオープニングセレモニーでは、小学部の男児が代表で参加し、「ふれあいのつどい」の文字
を他の参加者と一緒にいきいきとパネルで発表しました。また、幼稚部の男児の絵画が、『福島市聴覚障害者協会長
賞』に選ばれ、9日の表彰式に参加しました。賞状を授与され、立派な姿、笑顔いっぱいの表情でした。
お忙しい中、たくさんの作品を鑑賞してくださった来場者の皆さま、ありがとうございました。




12月4日(水)、小学部のこむこむ館校外学習が行われました。少し小雨の降る中でしたが元気に出発し、徒歩
で現地へ向かいました。
あいさつとオリエンテーションの後、それぞれのワークショップに分かれて学習しました。こむこむ館の先生のお
話を聞き、制作活動や実験をやりとりしながら行いました。
アイスクリーム作りでは、材料を袋に入れて、一生懸命振って振って振って!!完成したのは、ちょっと塩味のし
ょっばいアイスでしたが、とても楽しい経験となりました。
ステンドグラス作りでは、身近な素材(ストロー、モール、カラーセロハン)を使って、星やハートの形のステン
ドグラスを作りました。完成したステンドグラスを教室の窓に飾りました。
放射線の飛跡の実験では、「太い線や細い線が飛んでいるのがたくさん見えました。急に速く飛んでいたのが、す
ごかったです。」と感想を話していました。
プラネタリウムでは星座の世界を、子ども達が好きな「ピーターパン」の物語と共に楽しく興味を持って鑑賞する
ことができました。
復路でバスを利用した児童は、乗り場や乗車するバスの確認や路線図を見ながら降車するバス停を確認するなど、
自分達で判断して乗車し、無事帰校することができました。
こむこむ館の職員の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。



小学部児童全員で、自立活動の時間に冬の補聴器の管理についての学習をしました。
イヤモールドのやさしい外し方を確認した後に、電池チェッカーで電池確認をしました。
また、冬は窓が結露するのと同じように補聴器のチューブにも水滴がたまり、聞こえにくくなることを学びました。
一人ひとり自分のチューブを拡大投影機で映しながら確認をすると、みんな水滴がたまっていて、児童全員驚いてい
ました。学校でエアパッファーを使うことや、家庭で乾燥ケースに保管することなどを実際に行いながら確認をしま
した。
自分の補聴器の管理の仕方をしっかり覚えて習慣化することを目標に、家庭と協力しながらこれからも取り組んで
いきたいと思います。






12月2日(月)に、書写ボランティアの鈴木幸子先生をお招きして、書きぞめ展に向けて、児童一人ひとりに書写
のご指導をいただきました。初めてフェルトペンや筆を使って書く児童、名前を漢字で書くことに挑戦する児童な
ど、それぞれが目標を持って取り組みました。
終わった後の子どもたちは、「お腹すいたー。」「つかれたー。」と言いながらも、どの児童も顔はとても満足して
充実感に満ちた顔をしていました。それだけ、集中して最後まで書写に取り組んだのだと思います。
いい緊張感の中、最後まで頑張れたこと、鈴木先生からたくさん褒められたこの学習会での経験が、子どもたちの大
きな自信につながったことと思います。
お忙しい中、福島校にご指導に来てくださいました鈴木先生、ありがとうございました。




11月26日(火)に不審者対応訓練を行いました。講師として福島警察署の方やスクールサポーターのご協力を
得て実施しました。第一部は、授業中に不審者が来た時の対応を練習しました。教師の指示に従って慌てることなく
落ち着いて避難することができました。第二部は外出時に不審者に遭遇した際、「いかのおすし」に沿った対応の方
法を学びました。小学部の児童と幼稚部の子どもたちが実際に練習し、知らない人とは距離をとって話をすること、
大きな声で助けを求め、すぐに逃げ大切な自分の命を守ることを学びました。また、教員も、さすまたの使い方など
対応の方法を教えていただきました。一番重要なことは不審者を校内に入れないこと、また、いろいろな場合を想定
して対応の仕方を教師間で話しあっていくことの大事さを学びました。
福島警察署員の金子さん並びにスクールサポーターの上野さんには、お忙しい中、本当にありがとうございまし
た。





幼児児童の実態に応じた指導の幅を広げることを目指して、校内教員が持ち回りで講師を担当して、「手話・発音
学習会」を毎月1回実施しています。
さらに、日々の指導における手話について考える機会として、11月26日(火)に、宮城教育大学教授 菅井裕行先
生、准教授 松崎丈先生をお招きして「第1回外部講師による手話学習会」を行いました。日本手話、日本語対応手話、
中間手話といった基本についての講義、また、遊びや授業場面のVTRについてみんなで分析し深める協議など、子ど
もたちと伝え合う、分かり合うための手話という視点から自分たちの日頃の指導を考え、学ぶ機会となりました。そ
れぞれに学んだことを今後の指導に生かしていきたいと思います。
菅井先生、松崎先生、ご指導いただき、ありがとうございました。


11月21日(金)に、福島市にある「DiverseRockClimbing」の佐々木亮介さん、佐々木香さんをお迎えして、親
子ボルダリング体験を行いました。
福島校の新校舎には、ボルダリングの施設があります。日々、幼児児童が、楽しんで利用しています。そこで今回
は、専門家の方にボルダリングの楽しみ方について教えていただくこととなりました。
佐々木さんの実演では、なめらかでスムーズな動きに大歓声あがりました。親子での体験では、コース取りや手足の
使い方を丁寧に教えてもらいながら、全員がチャレンジ!上手にできた後は、みんなでハイタッチやグータッチをし
て大盛り上がりでした。
ボルダリングは、体の使い方を育てるだけでなく、チャレンジした後に、人とハイタッチやグータッチをして喜び
を共有できる素晴らしい活動だと感じました。
佐々木さん、丁寧に教えていただき本当にありがとうございました。また福島校に遊びに来てくださいね。






11月21日(木)に、福島県総合療育センター言語聴覚士である山田奈保子先生をお迎えして、「きこえにくい
子の0歳からの療育に実際と教育に期待する役割」をテーマにご講演いただきました。豊富な療育経験に基づいた0歳
からの療育に必要なこと、難聴児の困難性、その療育、教育に期待する役割についてお聞きして、難聴児を理解する
ための基本的ことを知り、また、関係機関との連携について考えることができました。
聴覚支援学校福島校としても、地域支援センター「みみらんど ふくしま」としても、きこえにくさのある子ども
一人一人の成長のために、必要な支援、連携に取り組んでいきたいと気持ちを新たにしました。
ご参加いただいた皆様、そして、ご講演いただいた山田奈保子先生、ありがとうございました。

