第4回 みみふく学習会、第2回 みみらんどセミナー
2025年9月22日 16時44分「第4回 みみふく学習会、第2回 みみらんどセミナー」
9月8日(月)に埼玉県立特別支援学校 坂戸ろう学園 乳幼児教育相談担当の勝野 崇介先生を講師にお招きし、第4回みみふく学習会と第2回みみらんどセミナーを実施しました。
「みみふく学習会」は、福島校や教育相談をご利用の保護者にご参加いただきました。ろう・難聴児の教育に携わる当事者でもある勝野先生から、ご自身の体験談を交えた説得力のあるお話を伺うことができました。参加者からは、「日常では気づけない視点や背景を数多く学ばせていただき、深く考えさせられました。」「子どもが安心して自己表現でき、孤独を感じることなく育っていくためには、家族の中で『共通言語』があることが何よりの基盤になると確信しました。」「他のコミュニティとの交流の機会を作ろうと思います。」などの感想が寄せられました。1時間の講演でしたが、「時間が足りない!」「もっともっと聞きたい!」という感想も多くありました。また、講演会の前には、講師の先生を囲んで一緒に昼食をいただきました。和やかな雰囲気の中、質問一つ一つに詳しくお答えいただき、大変有意義な時間となりました。
「みみらんどセミナー」では、「ろう・難聴乳幼児のコミュニケーション~アソビの世界をのぞいてみよう!~」という演題で、コミュニケーションの始まりや「間」について話があり、コミュニケーションモードが違っていても視線を合わせ「今」の気持ちを共有することからコミュニケーションを始めていくことが大切であることを教えていただきました。また、「3つの空間の重なり合い(共同注意・手話会話・遊ぶ活動)」についても、実際の映像を見ながらお話をいただき、対面での関わりと背面での関わりでは空間の違いによりコミュニケーションの量が変化することを学ぶことができました。参加した方々からは、「聴覚障がいの方だけでなく、視覚優位の方に向けた支援という点でとても学びのある講義でした。」「目を合わせてコミュニケーションをとることの大切さについて、アソビのとらえ方について学ぶことができました。」「視線を合わせることの大切さが最も大切であると感じました。」などの感想が寄せられました。
この講演で得た気づきと学びを胸に、子どもたちとのやりとりをより大切に育んでいきたいと思います。お忙しい中 おこしいただいた勝野先生、本当にありがとうございました。